執筆者:水口貴博

間違いや失敗のない職場にする30の方法

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間違えてはいけない仕事は、ダブルチェック。間違えてもいい仕事には、スピード重視。

間違えてはいけない仕事は、ダブルチェック。間違えてもいい仕事には、スピード重視。 | 間違いや失敗のない職場にする30の方法

ダブルチェックを行うと、仕事のミスは激減します。

これは理想的な話です。

すべてに行えればいいですが、時間を優先する仕事では、なかなかダブルチェックを導入することは難しいものです。

大きく分けて、仕事には2種類あります。

  1. 絶対に間違えてはいけない仕事
  1. 間違えてもやり直しができる仕事

絶対に間違えてはいけない仕事は、ダブルチェックが必要です。

たとえば、手術です。

人命に関わる手術では、ダブルチェックを導入しなければなりません。

1つのミスが、人の命を奪いかねません。

間違えてからでは、取り返しがつかないことであり、絶対にミスは許されません。

しかし、また一方で「間違えてもやり直しができる仕事」があります。

「メールを書くこと」は、その代表例です。

間違えてメールを送っても、後から修正ができます。

メールの内容に誤字脱字があっても、たいていの場合、相手がうまく解釈してくれます。

もちろん間違えないのが一番ですが、間違えたとしても、人命が関わるわけではありません。

以上の話から、あらためてまとめます。

  1. 絶対に間違えてはいけない仕事
  • ダブルチェックで行う
  1. 間違えても問題ない仕事、やり直しができる仕事
  • スピード重視で行う

このように仕事を、大きく2種類に分けて対応します。

ダブルチェックには時間がかかりますから、時間を作るために、間違えても問題ない仕事はスピード重視で処理をします。

仕事に緩急をつけましょう。

間違えてもいい仕事は「間違えたらそのとき直せばいい」と考えて、とにかくスピードを持って終わらせます。

余った時間に、本当に間違えてはいけない仕事に時間を回すのです。

「間違えてはいけない仕事」と「間違えてもいい仕事」に大きく分けて、仕事の効率化を図りましょう。

間違いや失敗のない職場にする方法(4)
  • 間違えてもいい仕事には、スピード重視で行う。
締め切りを与えると、部下は活発になる。

間違いや失敗のない職場にする30の方法

  1. 失敗をする原因は、人ではなく、システムにある。
  2. 人を変えるためには、時間がかかる。
    システムを変えれば、時間はかからない。
  3. 間違いを減らすために、ダブルチェックを導入しよう。
  4. 間違えてはいけない仕事は、ダブルチェック。
    間違えてもいい仕事には、スピード重視。
  5. 締め切りを与えると、部下は活発になる。
  6. 口頭だけの指示は、間違いを増やす。
    口頭と文書の両方で指示すれば、間違えない。
  7. 仕切りがあると、人間はサボってしまう。
  8. 勝つ組織は、徹底的な情報共有をしている。
  9. 朝礼を省略してはいけない。
  10. 責任の大きな仕事で、部下の成長を促す。
  11. 目標シートで意識を高める。
  12. リーダーが挨拶をしないと、部下も挨拶をしなくなる。
  13. つまらない仕事は、受け止め方に問題がある。
  14. 整理整頓をするから、仕事に集中できる。
  15. 必要ない会議に出ない、出さない。
  16. 考え方の対立はしない。
    考え方の吸収をする。
  17. 残業をしている職場は、要注意。
  18. 1週間は、神様のリズム。
  19. 休日のない職場は、精神力を使い果たし、いずれ崩壊する。
  20. 大切な仕事ほど、朝一番に予定する。
  21. ミスをして怒る上司がいる職場ほど、余計にミスが多くなる。
  22. 失敗しても許してくれるリーダーがいれば、部下は成長する。
  23. 1日1回は、相手のために何か協力する。
  24. 指さし呼称と声だし確認は、大きな効果がある。
  25. 手書きの言葉には、魔法の力がある。
  26. 勝つ組織には、予言者が必要。
  27. 花を置くと、喧嘩が減る。
  28. 掃除は新人だけにさせない。
    みんなにやらせよう。
  29. 職場の電気が暗いと、人も暗くなってしまう。
  30. 人を変えない。
    人を生かす。

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