素晴らしいチームワークには、明確な役割分担が必要です。
部下と上司の役割分担は、しっかりしているほど、それぞれの仕事に専念でき、ことがスムーズに進みます。
しかし、熱心な上司ほど、つい部下の仕事に手を加えてしまいそうになることがあります。
上司というくらいですから、仕事が速く手際よくこなせます。
そんな仕事のできる上司が、のろのろしている部下の仕事を見ていると、つい手を出したくなります。
それは、できてもしないことです。
上司がしゃしゃり出すぎると、前もって分けている役割分担の意味がありません。
サッカーの試合では、監督がしゃしゃり出すぎるチームは負けてしまいます。
監督は指示をしっかりすれば、後は選手に任せます。
ボールをけるのは、選手です。
監督がグラウンドに入って大きな声を出しすぎると、選手はボールより監督が気になり、プレーに集中できなくなります。
監督は、監督という仕事に専念して、必要な指示さえ出せば、選手を信じて任せます。
仕事でも同じです。
上司が仕事にしゃしゃり出すぎると、むしろ邪魔です。
部下は、仕事より上司が気になり、肝心の仕事に集中できなくなります。
仕事をするのは、部下です。
上司は、部下に指示を与え、全体を監督するのが仕事です。
この役割をしっかり分けて、自分の仕事に専念することが大切なのです。