時間とお金を無駄にする人は、若いころ失敗していない人が多い。
温室育ちで失敗を避けて育つと、大人になって社会に出たとき、さんざんな目に遭って苦労します。
大人になってからの失敗は、失う時間もお金も大きくなりやすい。
簡単な詐欺に騙され、大金を失うことになります。
キャバクラやホストクラブにはまって抜け出せなくなり、気づいたら大きな借金を背負っていて、首が回らなくなっています
離婚問題でこじれて裁判沙汰になれば、余計な時間が取られたり、慰謝料や養育費がかかったりして大変です。
たとえ未婚者であっても、浮気や不貞行為によるトラブルが発生すると、多額の慰謝料が発生することは珍しくありません。
それに比べれば、子どものころの失敗はかわいいものです。
買い物の失敗も、人間関係の失敗も、恋愛の失敗も、たかが知れています。
どれもこれもお子さまレベル。
「まだ子どもだからね」と大目に見てもらえます。
ダメージといっても、小さな傷です。
経済的な失敗を親が肩代わりしてくれることも少なくありません。
若いときは「こんなことをすれば、こんなひどい目に遭うのか」という経験が大切です。
痛い目に遭った経験は、今後の失敗を防ぐ教訓になります。
若いうちに失敗するのは、免疫をつけるためです。
失敗しておかないと、免疫がつきません。
免疫は、座学で身につくことではありません。
身をもって体験して、初めて身につくものです。
免疫は異物に触れることで高まるので、子どものときこそたくさん痛い目に遭って、しっかり免疫をつけておくことが大切です。
若いころは、どんどん遊んで、どんどん失敗しておきましょう。
「失敗のコレクションをする」と思うくらいでちょうどいい。
すべて成長の糧になり、すべて免疫強化につながります。
若いうちに失敗しておけば、大人になってから大いに役立ちます。
おいしい話があっても「これは詐欺だな」と見抜けるようになります。
甘い誘惑があっても、うまく振り切れるようになります。
何が危ないことなのか、何をしてはいけないのか、すぐ察知できるようになるのです。
遊ぶことがあっても「ここから先は危険」というラインを見極められるようになります。
キャバクラやホストクラブに行くことはあっても、抜け出せなくなるほど夢中になることはありません。
恋愛を楽しむことはあっても、感情的なお付き合いではなく、理性的なお付き合いができるようになります。
今あなたが若ければチャンスです。
どんどん失敗して、大切な教訓を学んでください。
買い物の失敗も、人間関係の失敗も、恋愛の失敗も、成長の糧になります。
「お金を貸したら返ってこない」というトラブルを経験することで、お金のリテラシーが高まります。
「恋は盲目」という恥ずかしい経験をすることで、異性に対する免疫力がつきます。
若いうちに失敗してしっかり免疫をつけておくことが、大人になったとき、時間とお金の節約になります。
若いうちの失敗は、将来の失敗を防ぐ投資なのです。