自分の生まれが恵まれなくて嘆く人がいます。
「親が悪いから」
「ひとり親だから」
「家が貧しいから」
「田舎生まれだから」
たしかに子は親を選べません。
生まれる場所も育つ環境も選べません。
生まれの境遇に恵まれていない人は、学校に行けなかったり人生のチャンスが制限されたりすることが多い。
思うような未来を切り開くのは難しく思うかもしれません。
しかし、底辺から抜け出すのは不可能と考えるのは早合点です。
こういうときこそ「偉人の伝記」です。
生まれの境遇に嘆きたくなったら、ぜひ偉人の伝記を手に取って読んでみてください。
できれば何冊も手に取って、生まれに注目してみてください。
もちろん漫画の伝記シリーズでもかまいません。
偉人だから生まれが恵まれているのかと思いきや、意外と厳しい生まれの人が多いことに気づかされるでしょう。
野口英世も松下幸之助も、底辺の出身で、厳しい環境で育ちました。
ベンジャミン・フランクリンもエイブラハム・リンカーンも、底辺の出身で、厳しい環境で育ちました。
底辺の生まれにもかかわらず、そこから這い上がり、立身出世を果たした偉人は少なくありません。
これは過去の偉人だけでなく、現代の成功者にも言えます。
ココ・シャネルやスティーブ・ジョブズも、恵まれない生まれの出身です。
ココ・シャネルは孤児院で育ち、極貧であったにもかかわらず、世界的なファッションブランドの展開に成功しました。
スティーブジョブズは生後すぐ養子に出されましたが、後にiPodやiPhoneなど万能の利器を生み出し、世界を変えました。
大変な幼少期を送っていたにもかかわらず、そこから這い上がり、ビジネスやスポーツの世界で成功した人は少なくありません。
貧困の連鎖が社会問題に取り上げられて久しいですが、連鎖していないケースもたくさんあります。
結局のところ、本人の努力によるものです。
マイナスからのスタートであっても、努力によって人生を成り上がっていった人がいるのは事実です。
逆境に嘆いてふてくされるのではありません。
逆境を飛躍のバネにして、生かすのです。
マイナスからのスタートだからとはいえ、完全に道が閉ざされているわけではありません。
必ず道はあります。
自分の生まれを嘆きたくなったら、偉人の伝記を読んで、モチベーションとポジティブ思考を高めてください。
しかも現代は昔とは違い、あらゆるチャンスにあふれている時代です。
図書館や古本屋を利用すれば、ほとんどお金がかからず学べます。
インターネットでは動画コンテンツも充実していて、学校に通わなくても学ぶチャンスがあります。
偉人の伝記を読む人が、次の偉人になるのです。