私たちは「うまくいかないことの連続」に直面することがあります。
うまくいかなくて、もう一度チャレンジしたが、またうまくいかなかった。
うまくいかない状況が連続すると、精神的ダメージもひとしおです。
「自分はなんてダメなのだろう」
「注意不足にもほどがある」
「人間として失格かもしれない」
自分の不注意を責めてしまい、自信を失って落ち込んでしまいます。
自分がひどい出来損ないに思えてきて、自己嫌悪になるかもしれません。
しかし、ちょっと待ってください。
うまくいかなくても「失敗した」と言ってはいけません。
「失敗した」と呼ぶから、失敗ということになります。
一見すると失敗に見えるかもしれませんが、実は違います。
1つの側面だけ見ているから、失敗に見えるだけです。
うまくいかないことがあっても、成功に変える方法があります。
その出来事を「成功」と呼んでください。
「成功した」と言い切ってしまえばいいのです。
大切なことは「受け止め方」にあります。
物事の感じ方は、受け止め方次第です。
失敗と呼ぶと、失敗として受け止めることになります。
思い切って成功と呼んでください。
うまくいかないことがあっても、何らかの意味や価値を見いだし、成功と呼べるだけの評価を与えます。
うまくいかなくても成功と呼べば、ポジティブな視点が生まれ、成功として受け止めることができるようになります。
たとえば、うまくいかなかったことをじっくり観察してください。
抵抗感があって見たくないかもしれませんが、きちんとよく見ることです。
成果は得られなかったかもしれませんが、学びや気づきなど、そこから得られたことがあるでしょう。
問題点が見つかったり改善のヒントが得られたりなど、何らかの前進があったでしょう。
問題点が見つかっただけでも、立派な前進です。
小さなことでもいいので、1つでも価値が見いだせば、成功と呼べます。
うまくいかない出来事は、欠点を改めるうえでなくてはならない存在です。
悪いところが見つかったら「ここが悪かったのだね。じゃあこうすればいいね」と建設的な思考をして発展させてください。
失敗として受け止めるからいけないのです。
プラスの受け止め方をすれば、結果にかかわらず、すべて成功ということになります。
「成功なんて言えない」という人もいるでしょう。
とにかく言い切るのです。
とにかくうまくいかないことの中から、プラスの側面を見いだしてください。
どんな悲惨な状況であっても、学びや気づきが必ず1つはあるはずです。
失敗にしか見えないことであっても、何か1つでもプラスになることを見つけ、成功と呼べるだけの事実に塗り替えましょう。
この事実に気づけば、すべての行動結果が成功に変わります。
落ち込んでふてくされるだけで終わらないでください。
ふてくされるだけでは成長がありません。
うまくいかないことがあっても、きちんと建設的な思考に発展させていけば、意味が生まれます。
何でも成功と呼ぶようにして、とことん建設的な発展につなげていってください。
うまくいったときは「成功した」と言い切りましょう。
うまくいかなかったときも「成功した」と言い切りましょう。
うまくいかないことの連続であれば「成功の連続」と呼べばいい。
すべてをプラスに受け止めれば、すべての行動結果が成功に変わります。