公開日:2022年6月10日
執筆者:水口貴博

幸せの感度を高める30の方法

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私たちは「優しい先生」を忘れがちになっている。

私たちは「優しい先生」を忘れがちになっている。 | 幸せの感度を高める30の方法

学生時代を振り返ったとき、刻銘に覚えているのは「厳しい先生」です。

厳しい先生にはインパクトが強いため、記憶に残りやすい傾向があります。

恐怖と緊張があればあるほど、生命に関わることだと認識するため、強く情動が揺さぶられます。

厳しい先生のことは自然と記憶に深く刻まされることとなり、大人になってからも忘れられません。

厳しい先生のことは、声や顔や振る舞い方など、細かく覚えているもの。

「鬼」と呼ばれるような怖い先生がいれば、忘れたくても忘れられなくなっているはずです。

その一方で、優しい先生は厳しい先生の陰に隠れがちです。

優しい先生はインパクトが弱いため、記憶に残りにくい傾向があります。

厳しい先生のような、張り詰めた恐怖や緊張がありません。

優しい先生であればあるほど、学校を卒業すると、すぐ忘れてしまいます。

しかし、それでは優しい先生に失礼です。

優しい先生も、生徒のために頑張って授業を行いました。

カリキュラムに沿って、真面目に授業を進めていました。

地味な授業だったかもしれませんが、丁寧に取り組んでいたはずです。

印象は薄かったかもしれませんが、あなたの青春の1ページに存在していたのは事実です。

いま一度、優しい先生も思い出してください。

いつもにこにこして、笑顔を絶やさない先生がいたでしょう。

態度の悪い生徒がいても、いつも優しい言葉で注意する先生がいたでしょう。

生徒にばかにされたときも、笑いながら受け流していたでしょう。

何でも受け入れてくれ、何があっても怒ることがなく、いつも温和な態度の先生がいたはずです。

そうした優しい先生も、生徒たちのことを思っていたことに変わりありません。

優しい先生には、優しい心があります。

あなたの人生に存在していて、青春の一部であり、きちんと存在していました。

心が広くて寛大な先生からは見習う点があります。

印象が薄いからといって、いなかったわけではありません。

地味な先生だったかもしれませんが、確実にそこにいました。

私たちは、厳しい先生ばかり思い出しますが、優しい先生のことも思い出してください。

思い出しにくいなら、学生時代のアルバムを開いてください。

「そういえばこんな先生がいたね」と思い出せるはずです。

優しい先生にも目を向け、いま一度、きちんと感謝の念を持ちましょう。

「当時は大変お世話になりました。ありがとうございました」という気持ちを持つだけでいいのです。

もう会うことはないかもしれませんが、お世話になった先生方には、常に感謝の気持ちを持っておきたい。

優しい先生も、厳しい先生と同じくらい、愛があるのです。

幸せの感度を高める方法(24)
  • 厳しい先生だけでなく、優しい先生も思い出す。
素晴らしい人には「素晴らしい」という口癖がある。

幸せの感度を高める30の方法

  1. 幸せは「今」「ここ」にある。
  2. 幸せを感じるためには、当たり前のことに感謝する習慣が欠かせない。
  3. いい話を聞いたら、いい話ができるチャンス。
  4. ハンドメイド作品には、愛がある。
  5. 第一印象の悪い人だからといって、決めつけるのは良くない。
  6. 「気持ち悪い」が口癖になっていると、気持ち悪い人になってしまう。
  7. 海外ニュースをチェックするときは、国旗を覚えるベストタイミング。
  8. 下手な言い訳をしない。
    本当の理由をはっきり伝える人が愛される。
  9. 幸せになりたいなら、舌を肥やしてはいけない。
  10. 手っ取り早く集中したければ、視覚・聴覚を刺激するものを遮断するのがベスト。
  11. 振り返ってから笑顔になるのではない。
    笑顔になってから振り返るのだ。
  12. 今を楽しむことができれば、未来は良い方向に向かっていく。
  13. パジャマに着替える行為は「入眠の儀式」。
  14. 雑談の取っ掛かりが、天気の話題ばかりになっていませんか。
  15. 思い出し笑いをしている人を見かけたあなたは、運がいい。
  16. 意地を張ってハウツー本を拒んでいると、貴重なチャンスを失う。
  17. 本やネットで満足しない。
    実物を直接見ることで、本物を見る目が養われる。
  18. 声を出す機会が少なくても諦めない。
    声を出す機会を作ればいい。
  19. あなたはすでに長く続けていることがある。
    才能は、長く続けていることにある。
  20. お見舞いが遅い人に文句を言ってはいけない。
    遅かったのではなく、わざと遅らせたのだ。
  21. 電話でお礼を伝えるときも、きちんとお辞儀をしよう。
    姿は見えなくても、相手に伝わる。
  22. 「みんなやってますよ、持っていますよ」と誘ってくる人がいれば、逃げるのが正解。
  23. 好きなことであれば「モチベーションを上げる」という発想は出ない。
  24. 私たちは「優しい先生」を忘れがちになっている。
  25. 素晴らしい人には「素晴らしい」という口癖がある。
  26. 待ち時間ができたときは、空や緑を眺めよう。
  27. 頼りない上司に当たったら、両手で喜んでいい。
    サポート役として活躍できるチャンスだ。
  28. 私たちの社会を支えるインフラに感謝しよう。
    インフラに感謝する人は、必ず幸せになれる。
  29. 人との約束を守るように、ペットとの約束も守ろう。
  30. 毛染めの色落ちに悲しむのではない。
    少しずつ髪色が変わる様子を楽しむのだ。

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