仲直りをしたくても、面と向かって謝るのに抵抗を感じる人もいるでしょう。
素直に自分の非を認めるのは、なかなか難しいこと。
自分の非を認めるのは、プライドを捨てなければいけません。
謝るとはいえ、照れや恥じらいがあって抵抗があるものです。
頭ではわかっていても、なかなか行動に移すには一苦労があります。
しかし、不仲のままでいるのはよくありません。
心理的な抵抗があって、声に出して謝ることが難しいときはどうするか。
心の中で「ごめんなさい」と謝ってください。
まだ声に出して言う必要はありません。
心の中で言えばいいのです。
仲直りは、まず心の中で「ごめんなさい」と謝ることから始まります。
声に出して謝るのは難しくても、心の中で謝ることならできるでしょう。
もちろん相手の耳には届いていません。
まだ正式に謝ったわけでもありません。
しかし、仲直りの第一歩です。
思っているだけですが、自分の中で心境の変化が生まれています。
心の中で「ごめんなさい」と謝ると、おわびと反省の気持ちが促され、心が丸くなります。
態度と表情が、自然と柔和になります。
心の準備が整い、謝りやすくなるのです。
心の中で謝っておくと「謝ったことがある」と思えるようになります。
一度謝ったことがあるなら、2回目は簡単です。
一度謝ったことになるので、謝ることへの抵抗感が薄れているはずです。
それでもまだ抵抗感が強く残っているなら、何度も心の中で謝ってみてください。
10回でも20回でもいい。
心の中で謝れば謝るほど、謝ることへの抵抗感が薄れていきます。
心理的な障壁がなくなっていき、きちんと声に出して謝りやすくなるのです。
心の中で謝れたなら、声に出して謝れるのも時間の問題です。
近いうちにチャンスが訪れ、きちんと声に出して謝れるでしょう。
何事も難しいことは、小さなことから段階的に取り組むのが鉄則です。
仲直りは、まず心の中で「ごめんなさい」と謝ることから始まるのです。