仕事で小さなミスをしたとき、隠したくなります。
「叱られるのが嫌だ」
「評価が落ちるのが怖い」
「小さなミスくらい、ほうっておいても大丈夫だろう」
ミスをうまく隠したりごまかしたりして、なかったことにしようとするかもしれません。
しかし、この行為が命取りです。
ダムに例えて考えると、この危うさがよくわかります。
どんな大きなダムでも、突然ダムが決壊することはありません。
最初は小さなひびから始まります。
ひびに気づいても、隠したりごまかしたりすると、取り返しがつかなくなって大事故につながります。
仕事も同じです。
どんな大きな事故も、まず小さなミスから始まります。
小さなミスを隠すのは、ダムのひびを隠しているのと同じ。
隠したからとは言えなくなるわけでなく、問題をさらに悪化させているだけです。
大事故につながる可能性を、わざと無視したことになります。
小さなミスをするより、隠すほうが、罪が大きいのです。
小さなミスでも、正直に報告しましょう。
小さなミスは誰にでもあるので、上司も人のことを言えないはずです。
事故を未然に防げるだけではありません。
叱られるかもしれませんが、正直に報告したことは評価され、かえってあなたの信用がアップするのです。
仕事で大切なのは、信用です。
ミスを犯すより、信用を失うほうが怖いのです。