日常会話では時折「今度」「いつか」「そのうち」が登場します。
「今度飲みに行きましょう」
「いつか夢を叶えたいです」
「そのうち会いましょう」
私たちの日常会話でよく聞かれるセリフです。
言うこともあれば、言われることもあるでしょう。
ところがです。
「今度」「いつか」「そのうち」が登場するセリフに限って、きちんと実行されることはありません。
大半が「言うだけで終わり」です。
「今度ぜひ飲みに行きましょう」と言ったまま、飲みに行くことはありません。
「いつか夢を叶えたいです」と言うものの、本当に叶うことはありません。
「そのうち会いましょう」と言ったまま、会うこともなく終わりです。
きっとあなたも心当たりがあるのではないでしょうか。
なぜ「今度」「いつか」「そのうち」が登場する言葉は守られないのか。
「抽象的な言い方だから」という理由もありますが、本質的な問題はもっと別のところにあります。
正式な約束になっていないからです。
「今度」「いつか」「そのうち」が登場するセリフは、どれも約束ではありません。
約束のように聞こえるだけです。
約束ではないのですから、果たされることはありません。
果たす責任もありません。
「社交辞令」として受け止められることが多い。
「そういえばあれはどうなったの?」と聞かれても「あれは冗談だよ。社交辞令だよ。本気だと思っていたの?」とごまかせます。
「今度」「いつか」「そのうち」は無責任な言葉です。
言うだけ言って終わりになります。
「今度」「いつか」「そのうち」は、夢を遠ざける魔のキーワードです。
「今度」「いつか」「そのうち」が登場する言葉は、永遠に実現しないのです。
夢を実現させるにはどうすればいいか。
夢を叶えたいなら「今度」「いつか」「そのうち」は禁句にしてください。
代わりに「日程」「期限」を決めましょう。
「今度飲みに行きましょう」と言うのではありません。
「来週の日曜日の夜、飲みに行きましょう」です。
「いつか夢を叶えたいです」と言うのではありません。
「35歳までに夢を叶えます」です。
「そのうち会いましょう」と言うのではありません。
「11月27日に会いましょう」です。
日程や期限を決めることで初めて「約束」になります。
約束をしたからには、果たさなければいけない責任が生まれます。
責任が生まれるから、実現するのです。