出会いを妨げる魔の言葉が、3つあります。
それぞれ日常でよく聞かれる言葉ですが、これらを平然と語っているなら要注意です。
「今度会いましょう」
「いつか会いましょう」
「近いうちに会いましょう」
普通に聞くと、会う話が進んでいるように思えますが、実際は逆です。
出会いを近づけているのではありません。
出会いを遠ざけているのです。
残念ですが「今度」「いつか」「近いうちに」が登場すると、出会いが実現することはありません。
「今度」「いつか」「近いうちに」という言葉は抽象的です。
「今度」「いつか」「近いうちに」と言いながら、実際そのときになると話を濁されます。
「ちょっと今は時間がありません。また今度会いましょう」となります。
日を改めて連絡すると「今ちょっと取り込み中なので、また今度にしましょう」と再び延期されます。
何度も延期が繰り返されます。
いつまで経っても出会いが実現しないのです。
なぜ「今度」「いつか」「近いうちに」という言い方では、出会いが実現しないのでしょうか。
約束ではないからです。
曖昧な言い方は「正式な約束」と見なされません。
「社交辞令」と思われます。
「その場の勢いで言っている」と誤解されます。
約束ではないので適当に扱われ、話が流れてしまいます。
聞き方によっては、会うのを嫌がっているようにも聞こえ、悪い誤解を与えかねません。
「今度」「いつか」「近いうちに」のいずれかが登場すると、表面的で薄っぺらい感じになります。
自分では本気のつもりでも、相手は正式な約束ではなく、社交辞令として受け止める可能性が高くなるのです。
出会いを実現させたいなら、曖昧な口癖をやめることです。
「今度」「いつか」「近いうちに」という言葉を禁句にしてください。
日常的で聞き慣れた言葉ですが、これほどチャンスを奪う言葉はありません。
響きはいいかもしれませんが、実際は魔の言葉です。
「今度」「いつか」「近いうちに」があるかぎり、出会いは実現しないのです。
会う約束をするときはどのようにすればいいのでしょうか。
抽象的な言い方は避け、具体的な言い方を心がけましょう。
「日付」「時間」「場所」の3つを明確にすることです。
具体的な言い方をすれば、相手に本気が伝わります。
本気が伝わるから、相手も本気になってくれます。
正式に決められないなら、仮決めでもかまいません。
都合が悪くなれば、そのときあらためてスケジュールを調整すればいいことです。
とにかく具体的に決めてください。
出会いは、具体的に決めることから始まります。
具体的に決めて初めて「約束」になります。
約束をしたからには、守らなければいけない責任が発生します。
次に会う話になれば、さっと手帳を開いて、その場で日程を決めてしまいましょう。
具体的な日程を決めると、出会いが実現するのです。