会う約束をしたにもかかわらず、突然キャンセルになることがあります。
体調不良になったのかもしれません。
ほかに優先度の高い用事ができたのかもしれません。
楽しみにしていたにもかかわらず、キャンセルになるとがっかりするでしょう。
キャンセルの連絡があったときの対応は、お互いの関係を決める大切なポイントです。
キャンセルの連絡があったとき、余計な文句を言わないことです。
「キャンセルされると困ります」
「約束したじゃないですか!」
「きちんと約束は守ってください」
「進めていた準備が無駄になります」
「そんな人だと思いませんでした」
いろいろ思うところはあるでしょうが、口に出してとがめないことです。
「お会いしたかったです」と残念がる様子を伝えるのはいいですが、文句を言うのはよくありません。
余計な一言は災いのもと。
言いたくなっても、ぐっと我慢するのが大人です。
あなたも事情があって会う約束をキャンセルすることがあるでしょう。
キャンセルせざるを得ないときは、心苦しい気持ちでキャンセルの連絡を入れるはずです。
あなたがそうであるように、相手もそうです。
相手は「申し訳ない」と心苦しく思いながら、キャンセルしています。
「怒らせないかな」とどきどきしながら、お願いしています。
ぶつぶつ文句を言うと、相手もつらくなります。
「キャンセルの連絡があっただけよかった」と思うことです。
世の中には、無断キャンセルをする人が少なくありません。
無断キャンセルに比べれば、きちんと連絡があっただけまだ幸いです。
「きちんとキャンセルの連絡をしてくれてありがとう」と感謝することもできるはずです。
快くキャンセルを受け入れましょう。
良好な関係を続けるためには「寛容の精神」を心がけたい。
心を広くして、人を厳しくとがめ立てないということです。
「そうですか。残念ですが、わかりました。また別の機会にしましょう」
明るい声で快諾しましょう。
たとえ直前のキャンセルであっても、快く受け入れたい。
一言も文句を言わないことです。
むっとしやすいところですが、自分が試される瞬間です。
残念であることを伝えるのはいいですが、余計な文句は控えましょう。
快くキャンセルを受け入れると、相手もほっと胸をなで下ろし、安心できるでしょう。
お互いの関係にひびが入らなくて済みます。
今回のキャンセルは残念ですが、良好な関係さえ続けていれば、また別の機会に恵まれます。
寛容な精神を持つ人は、良好な人間関係が続くのです。