人と会うとき、十分時間を取れないことがあります。
お互いに忙しいと、時間の確保がなかなか難しいもの。
スケジュールの合間に会うことが少なくありません。
「30分しか会えない」「15分しか会えない」といった状況があります。
会える時間が短いと、じっくりコミュニケーションができず、会っても仕方ないと思うかもしれません。
ほとんど会って終わりのようなものです。
しかし、会える時間が短くてもいいのです。
別に喧嘩をするわけでもなければ、トラブルを起こすわけでもありません。
会える時間が短いのは、むしろ好都合と考えることです。
まず短い時間とはいえ、会えることは素晴らしいことです。
「会える」と「会えない」は大きな違いです。
相手の顔を見ながら話ができます。
2人で同じ時間を共有することができます。
会えないくらいなら、時間は短くてもいいので、会えるほうがいい。
短い時間しか会えないことが、プラスに働くことも少なくありません。
会える時間が短いと、名残惜しい気持ちで別れることができます。
話が楽しく盛り上がったところで別れるのがいいのです。
「もう時間なのですね。あっと言う間でしたね。もう少し話をしていたかったです」と言えるのがいい。
短い会話のほうがスマートです。
だらだら長話で相手に迷惑をかけるくらいなら、短い会話でさっと切り上げたほうが好印象です。
「楽しかったな。有意義な時間だったな。また会いたいな」と思えるから、次に会うチャンスが得られます。
ぱっと会って、ぐっと盛り上がり、さっと帰るのが、かっこいい。
じっくり話を楽しむのは、また別の機会を作ればいいことです。
会える時間が短いと、きちんとした会話ができないと思うのは誤解です。
じっくりコミュニケーションができなくても、きちんとしたコミュニケーションはできます。
大切なのは「集中力」です。
時間が短いぶんだけ集中力を発揮して、素晴らしい対面を実現すればいいのです。
携帯電話の電源はオフにします。
周りのことは忘れ、相手だけを見ます。
しっかり相手の話に耳を傾け、すべてを聞き取ります。
話したいことは、しっかり心を込めて伝えます。
そうすれば、会う時間は短くても、密度の濃い会話ができ、質の高い時間にできます。
大笑いをすることもできます。
会える時間が短くても、しっかり相手に集中すれば、いい時間を過ごせます。
会える時間は短くても、忘れられない思い出にすることも不可能ではありません。
会える時間が短くても、まったく問題ありません。
むしろ会える時間が短いことに感謝しましょう。
話し足りないことは「次回のお楽しみ」ということにできます。
「短い時間しか会えないですよ」と言われても「時間が短くてもOKです」と快諾しましょう。
会える時間が短くても、気持ちのいいやりとりがあれば、関係も長く続きます。