連絡先の交換を誘われることがあります。
相手から好意を持たれると「連絡先を交換しませんか」と誘われることがあるでしょう。
もちろん自分も相手に好意を持っているなら、迷うことはありません。
喜んで連絡先を交換すればOKです。
相手とつながることができ、ますます親しい関係に発展していけるでしょう。
問題なのは、連絡先の交換をしたくない場合です。
「出会いを大切にする」という響きのためでしょうか。
「連絡先を交換しませんか」と誘われたら、断ってはいけないと考える人がいますが、そうではありません。
抵抗があれば、連絡先の交換を断ってもいいのです。
「この人とは友人になりたくない。仲良くなりたくない」
人間ですから、そう思うこともあって当然です。
特別な理由はなくても「気が進まない」ということもあるでしょう。
ぼんやりした違和感も、大切な心の声です。
「来る者拒まず」という考え方もありますが、聖人君子でもないかぎり、実際は難しいのが現実です。
「断ると、嫌われそう。嫌な人だと思われそう」
心配する人もいるかもしれませんが、気にしないことです。
嫌な人だと思われたら、それはそれでいいのです。
自分を許しましょう。
出会いを軽視しているわけではありません。
実際に会ってみて「合わないことがわかった」ということです。
「嫌われることもあっていい」と思えば、気持ちが楽になります。
抵抗を感じたら、心の声に従いましょう。
特に大事なのは「生理的に受け付けない」という感覚です。
価値観が違うのは何とかなりますが、生理的に受け付けないのは対処が難しい。
考え方でどうにかなる問題ではありません。
いくら人柄が素晴らしくても、体が拒否反応を示すと、どうしようもありません。
無理に付き合っていると強いストレスに苦しめられ、心が落ち込んでしまうでしょう。
断るときは、どんなフレーズがいいのでしょうか。
ストレートに断るのもいいですが、露骨な言い方には要注意です。
言い方が悪いと、相手を怒らせてしまい、トラブルに発展することもあります。
断るときは、できるだけ相手を傷つけないような言い方を心がけましょう。
「実は恋人から連絡先の交換を禁止されているんですよ」
「迷惑な連絡が多くて、近いうちに連絡先を変える予定があるんですよ」
「私はほとんどメールを返さないタイプなんです」
これという言い訳が見つからないときは「そういうのはちょっと苦手です」と言えばOKです。
うまくぼかして断れば、相手もわかってくれるでしょう。
相手は「嫌がっているのだな」と察してくれます。
明らかに嘘とわかるような言い方であってもいいので、傷つけない言い方を心がけることが大切です。