口癖を直すとき、最初から完璧を目指そうとしていませんか。
「今すぐ口癖を卒業する!」
「今すぐ完璧に口癖を直したい!」
「もう二度と言わないようにしよう!」
もちろんきちんと直そうとする姿勢は素晴らしい。
口癖を直すためには、意識することが欠かせません。
しっかり意識ができているなら、言葉に注意が向いて、口癖が直りやすくなるでしょう。
完璧に口癖を直そうとする心がけは立派です。
だからとはいえ、最初から完璧を目指すのは要注意です。
人間は、機械やロボットではありません。
人間ですから油断することもあれば、誤解することもあります。
お酒に酔っているときは、注意力が低下しているため、直りかけていた口癖が戻ってくることもあるでしょう。
あまり厳しい課題を課してしまうと、ストレスとプレッシャーが大きくなります。
うっかり口癖が出てしまうたびに「また言ってしまった……」と落ち込むことになる。
なかなか口癖が直らないと、自分を責める回数が増え、自己嫌悪になるでしょう。
自分を責めてしまっては、ますますストレスが増えるばかり。
だんだん自分に自信がなくなって、途中で嫌になり、挫折を招いてしまうのです。
一定の緊張感は必要ですが、ぴりぴりしすぎていても疲れるだけです。
もう少しリラックスして取り組もうではありませんか。
口癖を直すとき、最初から完璧を目指す必要はありません。
口癖は、少しずつ直っておけば十分。
夢の実現は、努力をすれば報われるとは限りませんが、口癖の改善は、努力をすれば必ず報われます。
時間をかけて少しずつ直していきましょう。
肩に力が入っていないでしょうか。
肩に力を入れるより、抜いたほうが、意識がスムーズにできて、口癖が直りやすくなります。
自分を優しくいたわっていきましょう。
人間ですから、たまにはうっかりすることもあります。
あまり難しく考えすぎず、1歩ずつ前に進むイメージです。
うっかり口癖が出ることがあっても、責める必要はなければ、落ち込む必要もありません。
癖ですから、少しずつ直していけば十分です。
なかなか口癖が直らなくても、諦めないようにだけはしてください。
口癖を直すのは、新しい習慣を身につけることと同じです。
新しい習慣を身につけるには、手間も時間もかかります。
少しずつ直っていくだけで、十分な結果であり、進歩です。
トライ&エラーを繰り返しながら、じわじわ新しい習慣が身についていけばいいのです。