会話のとき、1文がやたら長い人がいます。
「~のことなんだけど~と思っていたら~だったけど、途中で都合が悪くなって~とも言いにくく~要するに~だから~」
接続詞で話をつなげ、長々した話し方になっています。
接続詞をうまく使えば、一方的に長く話し続けることが可能です。
たくさん話したいことがあると、気持ちが抑えきれず、長々した話し方になりやすいでしょう。
もちろんたくさん話をするのはいいですが、1文が長くなるのは注意したい。
1文が長いと、口癖を言ってしまうことが多くなります。
1文が長くなればなるほど、注意が散漫になります。
不注意が増えてしまい、うっかり口が滑りやすくなるのです。
当然ですが、1文が長くなるにつれて、頭の中で行う論理の組み立てが難しくなります。
話の筋も変になって、ぐだぐだした話し方にもなりやすい。
相手にとっても聞くのが大変になり、ストレスを増やしてしまいます。
口癖を直したいなら、1文を短くしましょう。
長話になってもいいので、自分が話す1文を短くします。
「私は~です。~ですね。~だから~になります。~ですが~したいです」
1文を短くすることで、それぞれのフレーズにきちんと注意を向けることができます。
「です」「ます」を使って、1文を短く区切ります。
1文が短いと、話し方が「一言」になるので、論理の組み立てもシンプルになります。
相手も聞きやすくなり、話が続きやすくなります。
「たくさん話したい」という人でも、やはり意識的に1文を短く区切って話すといいでしょう。
コミュニケーションはキャッチボールです。
短く話を区切ることで、すぐ相手にボールを投げることができます。
キャッチボールをイメージしながら、話したり聞いたりすることを繰り返すことで、話のテンポもよくなります。
「短く」を意識するだけで、コミュニケーション全体のリズムもよくなります。
長話になっても違和感がなく、自然な形で話が続きます。
言葉の節々に注意が行き届くため、口癖を言いそうになっても「これは言ってはいけない一言だ」と気づけます。
1文が短いと、きちんと口癖に注意できるのです。