執筆者:水口貴博

生きる力が強くなる30の方法

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競争相手を「敵」と呼んでいるようでは、成功できない。

競争相手を「敵」と呼んでいるようでは、成功できない。 | 生きる力が強くなる30の方法

勝負の世界では、優劣や勝ち負けが存在します。

受験戦争や就職戦争。

代表争いや優勝争い。

社会には、出世争いも存在します。

相手に勝つためには、少しでも高い実力を身につける必要があります。

スコアやタイムを争い、成績や評価を争います。

相手に勝つためには、少しでも相手より上を目指していかなければいけません。

勝負の世界は、相対評価が必然です。

誰かが勝つということは、誰かが負けるということ。

誰かがリードしたということは、誰かが後れたということ。

勝負の世界で戦っていると、競争相手を「敵」と呼ぶこともあるかもしれません。

敵対心をむき出しにして「この世からいなくなってほしい」と憎むこともあるでしょう。

しかし、残念ですが、競争相手を「敵」と呼んでいるようでは、成功できません。

競争相手を「異物」や「悪い存在」と認識してしまっているからです。

競争相手を敵と見なしてしまうと、醜い憎み合いだけになります。

人は、ネガティブな感情を抱くとき、普段より多くのエネルギーを消耗します。

一方的に恨んだり憎んだりすることで、余計なエネルギーを消耗します。

なにより精神衛生上にもよくありません。

敵と見なすことで、当然ですが、相手との人間関係も悪くなります。

憎み合い、邪魔し合い、ののしり合うことになるでしょう。

思考は曇り、感情は乱れ、かえって自分が不利な状況に陥るのです。

競争相手を「敵」と見なすのではありません。

「よき仲間」「よきライバル」と見なすのが正解です。

そもそも競争相手は、異物でもなければ、悪い存在でもありません。

競争相手は、一緒に向上していく、よき仲間です。

あるときは励みになり、あるときは助け合い、あるときはお手本にもなります。

また、競争相手は、自分の成長を促してくれる、よきライバルでもあります。

「絶対勝ってやる」という気持ちは、競争相手がいるおかげで湧き出る気力。

「負けてたまるものか」という野心は、レベルの高い競争相手がいるおかげで発揮できる底力。

競争相手がいるおかげで、ますます自分を高めていけます。

競争相手の意味と価値に気づけば、むしろ感謝をしてもいいくらいです。

競争相手を「敵」ではなく「よき仲間」「よきライバル」と考えることで心強くなり、精神衛生上も安定します。

ポジティブに働き、ますます底力が発揮できるようになります。

競争相手を「敵」と呼んでいるようでは成功できません。

「よき仲間」「よきライバル」と呼ぶことが、成功への近道です。

あなたの競争相手は誰ですか。

今日からその人のことを「よき仲間」「よきライバル」と呼んでください。

交友関係・協力関係があると、役立つ情報交換をすることもできるようになります。

仲間意識が生まれることで、孤独感が薄れ、ますます野望が高まります。

競争相手に対して「畏敬の念」「尊重の気持ち」を持つことも大切です。

すると「憎み合い」から「認め合い」に変わります。

結果として成長が促され、自分のためにもなるのです。

生きる力が強くなる方法(16)
  • 競争相手は「敵」ではなく「よき仲間」「よきライバル」と考える。
相手を否定すると、自分も否定される。
相手を肯定すると、自分も肯定される。

生きる力が強くなる30の方法

  1. 「自分に勝つ」「自分に負ける」の意味とは。
  2. あなたを一人前に育てるのは、あなた。
  3. 声を出せば、覇気が出る。
    挨拶のタイミングは、気力と精神力を高めるチャンス。
  4. 口癖も、習慣の1つ。
  5. 怖く見える人にも、すごくいい人がいる。
  6. 面倒くさい仕事の半分は、楽しさ・面白さに気づけば、解決する。
  7. ショックを受けたら、こう言おう。
    「おかげで気合が入った」
  8. 好きなことでも、やる気が出ないときもある。
  9. 打算の愛で生きると、苦しい未来が待っている。
    無償の愛で生きると、素晴らしい未来が待っている。
  10. 上機嫌だから腰を振るのではない。
    腰を振るから上機嫌になる。
  11. 健康を気にしすぎるのも、不健康。
  12. 可能性とチャンスを得る一番の方法は、本気になること。
  13. まとめて挨拶をすると、人付き合いの運が逃げる。
    1人ずつ挨拶をすると、人付き合いの運が寄ってくる。
  14. 悔しさに腹を立てる人がいる。
    悔しさをバネにする人もいる。
  15. 最大限に能力を発揮させるなら、取り組み方が大切。
    「ここまでやる」より「できるところまでやる」。
  16. 競争相手を「敵」と呼んでいるようでは、成功できない。
  17. 相手を否定すると、自分も否定される。
    相手を肯定すると、自分も肯定される。
  18. 嫌な人になるのはNG。
    嫌な役を引き受けるのはOK。
  19. 自分の人生に責任を持って生きる。
  20. どんな逆転劇も、最初は負けから始まるのが定番。
    ここからあなたの逆転劇が始まる。
  21. 最高記録ばかり狙っていないか。
    たまには最低記録を狙ってみよう。
  22. 「答えを教えてください」という人は成功できない。
    「ヒントをください」という人が成功する。
  23. 失敗して諦める人がいる。
    失敗して勢いに変える人もいる。
  24. つらい過去を乗り越えるコツは「卒業」と言い換えること。
  25. 人生は「あのときは本当に大変だった」と言うためにある。
  26. 叱るときのお約束は、理性を保っておくこと。
  27. 実は、悩んでいるときが、一番幸せ。
  28. 優しい人に甘えるのはいいが、甘えすぎてはいけない。
    エスカレートすると、依存体質になる。
  29. 「嫌われてもいい」と開き直れば、人間関係は楽になる。
  30. 今からあなたは、第2の青春が始まる。

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