「はっ!」
「えいや!」
武道の世界では、気合の声が印象的です。
剣道、柔道、合気道。
武道に限らず、球技でも、気合の声を出すシーンがよく見られます。
大げさに声を出していますが、きちんと意味があります。
声を出せば覇気が出て、底力を発揮しやすくなるからです。
声を出すと、一時的に自分のストッパーが外れ、120パーセントの力が発揮できるようになります。
積極的に声を出すことで、自分の実力を最大限に発揮させようとしているのです。
声を出せば覇気が出ます。
時には限界を超えた力を発揮させることも可能になるから、声出しの効果は侮れません。
この取り組みは、武道や球技の世界に限らず、実はビジネスの世界でも同じです。
職場で武道や球技のようなかけ声を出すのは不自然に思っているのではないでしょうか。
いいえ、実は自然の範囲で出せるかけ声があります。
それが、挨拶です。
「おはようございます!」
「ありがとうございます!」
「失礼いたします!」
「いつもお世話になっております!」
「今後ともよろしくお願いいたします!」
明るく元気よく挨拶をしましょう。
ビジネスの決まり文句ですが、かけ声でもあります。
相手に挨拶をすると同時に、実は自分にも気合を入れている状態です。
明るく挨拶すると、自然と気合が入り、元気も出てきて、気持ちまで明るくなります。
大声で叫ぶ必要はなく、元気で明るい程度で十分です。
元気で明るい挨拶を通して相手に覇気が伝われば、ますますビジネスがスムーズに進むでしょう。
「声を出す元気もない」と思うかもしれませんが、誤解です。
元気になるから、かけ声を出すのではありません。
かけ声を出すから、元気が出るのです。
挨拶を通して、自分から積極的に声を出していきましょう。
自然と眠気や疲れが吹き飛びます。
心に火がついて、モチベーションが上がっていくでしょう。
挨拶できる機会が多ければ、それだけ気力と精神力を高めるチャンスも多いということ。
せっかく声を出すチャンスがあるのですから、しっかり声を出しましょう。
なるべく明るく元気な声を出すのがポイントです。
相手から挨拶を無視されても、常に元気で明るい挨拶を貫くことです。
声を出せば、覇気が出ます。
挨拶のタイミングは、気力と精神力を高めるチャンスでもあるのです。