緊張について、正反対の発言をする2人がいるとします。
2人を比べたとき「緊張したことがない」と言う人に、強さや魅力を感じるのではないでしょうか。
緊張したことがないくらいですから、高い能力や強いメンタルを兼ね備えていそうな印象を受けます。
しかし、ここが要注意。
残念ですが「緊張したことがない」と言う人は、あまり信用できません。
明らかに嘘をついているからです。
緊張したことがない人はいません。
どんな人でも、大なり小なり緊張を経験します。
にもかかわらず「緊張したことがない」と答えるのは、強がっていたり嘘をついていたりしている可能性が高い。
見栄を張っているのかもしれない。
体裁を気にしているのかもしれない。
だから信用できないのです。
心を持たないロボットが言うならまだわかりますが、心を持つ人間が緊張しないのは不自然です。
「緊張したことがない」と言う人より「緊張することばかり」と言う人のほうが、信用できます。
「緊張することばかり」と言うと、相手から弱い人だと誤解される可能性があります。
自分の評価を下げる可能性があるにもかかわらず「緊張することばかり」と答えられるのは、素直・謙虚・正直と言えるでしょう。
余計な見栄や体裁を気にせず、ありのままの自分を見せていると言えます。
「緊張することばかり」と言う人は、素直で謙虚な正直者に違いありません。