緊張したときに注意したいのは、八つ当たりです。
心身が張りつめているときは、落ち着かず、情緒不安定に悩まされます。
緊張で心が荒れているときは、無関係の人や物に対して、ストレスを当たり散らす傾向があります。
八つ当たりをすれば、本人は気分がすっきりするでしょう。
しかし、無関係の人や物にストレスをぶつけるのは、やはり適切な方法とは言えません。
人に八つ当たりすると、人間関係が悪化します。
物に八つ当たりすると、物を壊してしまいます。
一度ひびが入ったり壊れたりすると、元に戻すのに手間暇がかかって大変です。
最悪、元に戻せない場合もあります。
余計なトラブルを増やしてしまい、さらに緊張を悪化させてしまうのです。
八つ当たりをした後に待っているのは、後悔です。
「あんなことをしなければよかった」と悔やみ、ため息が止まらないでしょう。
緊張によるストレスは、周りの迷惑にならない方法で発散させることが大切です。
たとえば、瞑想・深呼吸・ストレッチ体操なら、どれだけしても周りの迷惑になりません。
運動で発散させるなら、体力増強・健康促進にもつながります。
ストレスの発散法は、毒にも薬にもなります。
緊張によるストレスを発散させるなら、できるだけ建設的な手段を選ぶようにしましょう。