執筆者:水口貴博

あがり症を克服する30の方法

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あがり症の人は、1番手を狙え。

あがり症の人は、1番手を狙え。 | あがり症を克服する30の方法

複数人が1人ずつ発表する形式の場合、心がけたいことがあります。

たとえば、スピーチ大会や集団面接です。

発表順は、自由・適当でかまわないと思いがちですが、油断は禁物です。

もちろん緊張に強い人なら何番目でもいいですが、あがり症の自覚があるなら心がけたいポイントがあります。

あがり症の人は、できるだけ1番手を狙うのがおすすめです。

発表順が後半になればなるほど、余計な緊張を高めやすくなるからです。

たとえば、5人の発表者がいる中、自分は最後の5番目だとします。

自分の出番まで時間に余裕ができるメリットもありますが、あがり症の人にとってはデメリットのほうが大きいでしょう。

1人ずつ発表が終わるたびに、緊張の波が押し寄せてきます。

「あと3人が終われば自分の番。どきどきしてきた」

「あと2人が終われば自分の番。緊張してたまらなくつらい。汗も噴き出てきた」

「次が自分の番。うまく発表できるだろうか。体の震えが止まらない」

自分の出番が後半の場合、独特の圧迫感が感じられ、恐怖心をあおられます。

自分の出番までの待ち時間が長くなるにつれて、多くのストレスにさらされやすくなり、苦しい時間になるでしょう。

特に自分の1つ前の人が上手に発表していると、大きな期待とプレッシャーを感じ、緊張も最高潮に達します。

もちろん発表のルール上、1番手になりたくても難しいかもしれませんが、順番を変更できるなら意識してみてください。

「緊張が高ぶる前に自分の仕事を終わらせる」という工夫です。

余計な緊張が高まる前に、自分の発表を済ませておくほうが気持ちとしても楽になります。

あがり症を克服する方法(23)
  • あがり症の人は、できるだけ1番手を狙う。
原稿に頼りすぎると、かえって緊張を促す。

あがり症を克服する30の方法

  1. あがり症の克服は、誰でも可能。
  2. あがり症の克服には「必ず克服する」という決意が欠かせない。
  3. 精神論だけで、あがり症は克服できない。
  4. あがり症の克服に大切なのは2つ。
    「場数」と「成功体験」。
  5. 成功体験は、素直に喜ぶことが大切。
  6. ほかの人と比べると、余計な緊張を招く。
  7. 立派に見せようとしない。
    普通で十分と考える。
  8. あがり症を克服できた人の共通点は、小さな成功体験を積み上げていること。
  9. あがり症の克服に、焦りは禁物。
  10. 「緊張してはいけない」と考えてはいけない。
  11. 緊張している自分を責めない。
  12. 「緊張するかもしれない」「あがってしまうかもしれない」と考えてはいけない。
  13. あがるから話せなくなるのは誤解。
    話さないからあがってしまうのだ。
  14. あがり症の人は、体を鍛えよう。
  15. 有酸素運動で、発汗と心拍数の上昇に慣れておく。
  16. あがってしまうのは、まだ本当に集中できていない証拠。
  17. 鏡の前で練習をする。
    鏡に映った自分の目も、人目の1つ。
  18. 授業・集会・会議は、人目に慣れる機会になる。
  19. わざと派手な服装で外出して、人目に慣れておく。
  20. ボイスレコーダーも、使い方を工夫すれば、緊張対策の武器になる。
  21. 普段から笑わない人が、本番だけ笑うのは難しい。
  22. マイクとはいえ、あがり症の人にとっては重要な練習対象。
  23. あがり症の人は、1番手を狙え。
  24. 原稿に頼りすぎると、かえって緊張を促す。
  25. 1回ミスをしよう。
    そうすれば、気持ちが楽になる。
  26. 一瞬で緊張がほぐれる、3つの開き直りの言葉。
  27. 「話し方講座」「スピーチ教室」を頼ってみる。
  28. 「最初で最後」と思えば、なけなしの気力が奮い立つ。
  29. 見られることが快感に変われば、あがり症は、ほぼ克服できたのも同然。
  30. あがり症で過呼吸になったときの対処。

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