上手に人前で話すには、ボイスレコーダーが役立ちます。
ボイスレコーダーといえば、普通に声を録音する機械と思われがちです。
もちろん声の録音が基本ですが、使い方を工夫すれば、人前で話す自信を育てる道具にもなります。
まずボイスレコーダーを準備しましょう。
本格的なボイスレコーダーである必要はなく、携帯電話のアプリ機能にある簡易的なボイスレコーダーで十分です。
次に原稿を見ながら、上手に話をしている自分の声を録音してください。
ここで大事なポイントがあります。
「たどたどしく話をしている声」ではなく「上手に話ができている声」を録音してください。
人目のない状況で原稿を見ながら話せば、アナウンサーのようにすらすら話せるはずです。
録音できれば、録音された音声を繰り返し聞くだけでOKです。
最初は、自分の立派な話し方に驚くかもしれませんが、何度も聞いていると聞き慣れてきます。
自分の声だからこそ、感情を揺さぶられながら深く聞いてしまうでしょう。
さて、自分の立派な話し方を聞いているうちに、心理に変化が現れてくるはずです。
「悪くない話し方だ」
「上手に話すことができている」
「なかなかうまく話せているではないか」
自分の立派な話し方を聞いていると、話すことへの印象がポジティブに変わっていくはずです。
上手に話せている自分の声を聞くことは「自分はできる」という自信を育てる効果があります。
「自分はうまく話せない」という思い込みが消え「自分はうまく話ができる」という自信がつきます。
何度も耳で声を聞いているうちに、記憶を促す効果もあり、一石二鳥です。