「人目は不快なもの」
「注目されるのは不愉快なこと」
それは単なる思い込みかもしれません。
人目が嫌だと思っていると、ますます人目が嫌になります。
苦手だから不快になるのではなく、苦手と思うから不快になります。
考え方を真逆にしてみましょう。
見られることに快感を覚えることができるよう、考え方を変えてみるのです。
少し意識を変えるだけで、人目が「不快」から「快感」に変わる可能性があります。
たとえば「見られるのだ嫌だ」と思うのではなく「見られるのが嬉しい」と思ってみます。
「みんなが自分を見つめていて嫌だ」と思うのではなく「みんなが一斉に自分を見てくれて光栄」と思ってみます。
自分の外見に自信がなくてもいい。
まだ発表に慣れていなくてもいい。
顔が引きつったままでもいい。
とにかく無条件に、大勢から注目されることをポジティブに受け止めてみることが大切です。
思い込みでもかまいません。
見られることに快感を覚える努力をする。
できるだけ嘘や冗談といった中途半端な気持ちではなく、本気になって考えてみることが大切です。
最初はそう思えなくても、諦めずに意識を変える努力を続けていると、だんだん心境に変化が出てきます。
あるときから今まで不快だった人目が、一転して快感に変わる可能性があります。
人は意識を変えた瞬間、生まれ変わります。
見られることが快感に変われば、あがり症は、ほぼ克服できたのも同然です。