子どもには「できなかったこと」より「できたこと」を中心に話を進めていくようにしましょう。
できなかった話は、できた話をした後ですることです。
初めに「できた」という話をして子どもを褒めて喜ばせてあげましょう。
一生懸命にできたことに対して、子どもはいつも褒めてもらいたい気持ちを抱いています。
もっと注目をされたいし、もっと親の笑顔が見たいと思っています。
子どもはそれを原動力に一生懸命になるのです。
にもかかわらず、子どもに対して「できなかった話」ばかりをする親がなんと多いことでしょうか。
「なぜできなかったの!」
「ダメでしょ! もっとしっかりやりなさい!」
こうしたマイナスでネガティブな言葉ばかりを並べ、子どもを叱り、落ち込ませます。
親はこのように叱って子どもを育てることがよいことだと思っていますが、実際にこれでは逆効果です。
一生懸命すれば、失敗も出てきます。
にもかかわらず、その一生懸命にやって出てきた失敗を突っついては、子どもは何も行動しない子になります。
何もしないことが一番失敗を回避できる方法だからです。
子どもにしてみれば、叱ってばかりいる親がだんだん苦手になります。
すればするほど怒るなら、何もしないのが一番になるからです。
まずは「できた話」からしましょう。
「ここまでできた。ここまでやることができた」という親の笑顔が見たいのです。