執筆者:水口貴博

子育て上手な親になる30の方法

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食事中のお説教はしない。せっかくのおいしい食事が台無しになる。

食事中のお説教はしない。せっかくのおいしい食事が台無しになる。 | 子育て上手な親になる30の方法

人間には3大欲があります。

「食欲」「睡眠欲」「性欲」の3つです。

これは人間が「生存」をするために必要不可欠な大切な欲求です。

そのためにその3大欲の最中に邪魔をされると、不快に感じます。

寝ている途中で叩き起こされたり、エッチの最中で誰かが突然部屋に入ってきたりすると、本当に精神的にまいってしまいます。

生存に関わる欲求を邪魔されることは、なにより不快と感じてしまうものなのです。

食事中も、また同じです。

食事の最中に邪魔をされて気分が悪く感じてしまうのは、大人だけに限ったことではなく、子どもも同じことなのです。

特に、食事中のお説教は禁句です。

ただでさえ食事の邪魔をされてつらいというのに、お説教までされては、どんなにおいしい食事でも味気なくなります。

たった1つのお説教が、世界一おいしい食事も、世界一まずい食事へと変えてしまうスパイスになってしまうのです。

家族での食事の際は、一家がそろう瞬間です。

しかし、一家が揃う状況を利用して、お説教を持ち出す親がいます。

いくら一家が揃う食事のときでも、お説教はしてはいけないことなのです。

せっかく家族全員が揃う時間を、雰囲気の悪い時間へと変えます。

子どもが親と食事をしないと不満を漏らす親に限って、食事のときは決まってお説教をしています。

食事のときにお説教をされるくらいなら、1人になって部屋で食事したほうがましだと感じてしまうのです。

「そんな子どもは親不孝だ」という声が飛んできそうですが、これは道徳とか教育とかそういう問題以前の話なのです。

先ほどもいいましたが、これは本能なのです。

もともと人が生存するために、必要な欲求を満たすために、特に子どもは本能的にそうしてしまうのです。

食事中のお説教のみならず、不快にさせる話は、すべてよくありません。

楽しい話や嬉しい話のみ、食事中は許されます。

子育て上手な親になる方法(24)
  • 食事中に、お説教はやめる。
「うちの子に限って」という考え方はやめよう。

子育て上手な親になる30の方法

  1. 子どもの一生を決めるのは、親の育て方しだい。
  2. 子どもは、失敗をする天才である。
  3. 教育の基本はとってもシンプル。
    「許す」と「教える」。
  4. 愛のない教育は、子どもにとってむしろ毒となる。
  5. 子どもは、真似の天才である。
  6. チョウを与えるより、虫取りアミを与えるほうがいい。
  7. 子どもは、小さな暴れん坊将軍。
    暴れるのが、お仕事。
  8. たくさんの紙を与えてあげると、子どもの書く力はどんどん伸びていく。
  9. 親の器の大きさが、子どもの器の大きさになる。
  10. 「できなかった話」の前に「できた話」をすること。
  11. 親の言葉遣いが、子どもの言葉遣いになる。
  12. 嫌がることをやらせても、本当に身につかない。
  13. よその子と比べないほうがいい。
  14. 子どもには、全力を出すことだけに意識させればいい。
  15. 子どもから、お金を取り上げてはならない。
    お金の勉強は、学校では教えてくれない。
  16. 遊びも立派な勉強となる。
  17. 親が勉強していると、子どもも勉強したくなる。
  18. 「じゃあ自分たちで、何とかしなさい」
  19. 親も、子どもから学んでいく。
  20. 子どもが生まれて初めて目にする人間関係は、お父さんとお母さんの夫婦関係。
  21. 親が、親の悪口を言ってはいけない。
  22. 親の習慣が、子の習慣になる。
  23. 「ありがとう」が言えない子どもは、社会に出てから苦労をする。
  24. 食事中のお説教はしない。
    せっかくのおいしい食事が台無しになる。
  25. 「うちの子に限って」という考え方はやめよう。
  26. 近所のおじさんおばさんにも、怒ってもらおう。
  27. いらいらしても、子どもの人格や存在は否定しない。
  28. 子どもの欠点を褒めるのは、親の仕事。
  29. 無条件に大切にすることが、愛である。
  30. いずれ自立する子どものために、親は子を育てる。

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