執筆者:水口貴博

悪徳業者を見分ける30の方法

14

業者の免許や身分証などの確認をする。

業者の免許や身分証などの確認をする。 | 悪徳業者を見分ける30の方法

その業者は、本当に営業が許可された業者でしょうか。

その人は、必要な資格や免許を持った人でしょうか。

その販売員は、業者から派遣された本物の販売員でしょうか。

普通に営業しているから本物だろうと思いますが、思い込みはよくありません。

悪徳業者によるトラブルの中には、無免許・無許可という事例が少なくありません。

営業許可を得ないまま営業をしていたり、必要な資格を持たないまま作業に当たっていたりなどです。

あってはならないことですが、悪徳業者は、消費者の思い込みをうまく突いて騙そうとしてきます。

メディアで取り上げられた業者でさえ、実際は無免許・無許可だったケースがあります。

そのため、普通に営業しているから本物だと思い込まず、消費者もきちんと確認することが大切です。

免許や資格が必要な業務なら、国から発行された登録証や証明書があるはずです。

たとえば、税理士なら税理士証票、探偵なら探偵業届出証明書です。

営業許可が必要な業務なら、営業許可証がオフィスに掲げられているはずです。

建設業なら建設業許可証明書、不動産業なら宅地建物取引業者免許証です。

派遣されてきた業者の場合、身分証も要チェックです。

きちんとした業者なら、必要な免許や身分証を持っています。

身分証の写真と顔を突き合わせ、本人であることをしっかり確認しましょう。

「確認すると、疑っているようで相手を不快にさせないか」と思うかもしれませんが誤解です。

きちんとした業者なら、やましいことはないので、快く提示してくれます。

むしろしっかりした消費者であると感心してくれるでしょう。

わざわざ相手から提示してくれるとは限りません。

特に最初の挨拶の段階では提示しない場合が多いでしょう。

提示がなければ、一度こちらから尋ねてみるといいでしょう。

もし提示できなかったり、見せるのを渋ったりすれば、警戒が必要です。

悪徳業者を見分ける方法(14)
  • 業者の免許や身分証などを、きちんと確認をする。
販売員は、基本的な知識に欠けていないか。

悪徳業者を見分ける30の方法

  1. 悪徳業者は、自分から「悪徳業者です」とは言わない。
  2. 比較は、賢い消費者になるための第一歩。
  3. 比較を嫌がる業者は、不都合が隠されている可能性がある。
  4. 相場と比べて、安すぎないか。
  5. 強引な購入・契約をさせようとしないか。
    即断即決をさせようとしないか。
  6. セールストークは、話半分で聞くくらいがちょうどいい。
  7. 当たり前のマナーや最低限のマナーができていないのは、業者の基本に問題がある可能性が高い。
  8. メリットばかりで話がうますぎないか。
  9. 見積もりに不明瞭な項目はないか。
  10. 見積もり対応が不自然な業者は、怪しいと考える。
  11. オフィス・ウェブサイト・パンフレットが、不自然に立派すぎないか。
  12. きちんと解約手数料・違約金の確認をしておく。
  13. アフターサービスへの思い込みに要注意。
  14. 業者の免許や身分証などの確認をする。
  15. 販売員は、基本的な知識に欠けていないか。
  16. 必要もなく、個人情報を伝えない。
  17. あなたの質問は、ただの質問ではない。
    未来の後悔を減らすための質問でもある。
  18. 悪徳業者もまっとうな業者も、巧みな話術であおってくる。
    では、どう見分けるか。
  19. インターネット上で悪い評判が目立っていないか。
  20. しつこい営業のある業者は、悪質業者の予備軍。
  21. レスポンスの悪い業者は、注意フラグを立てておく。
  22. ほかの業者をけなすところとは、付き合わないのが賢明。
  23. きちんと契約書を読まずに、署名や押印をしない。
  24. 違法行為をしている業者とは関わらない。
  25. 代金引換による支払いができる業者か。
  26. 「特定商取引法」「プライバシーポリシー」の表示を確認する。
  27. 電話番号に不自然な点はないか。
  28. 支払い方法が多数あるにもかかわらず、支払い段階になると、銀行振り込みに誘導しようとしないか。
  29. 高額商品の購入は、前もって誰かに相談しておくと、失敗を防ぎやすくなる。
  30. 「何だか嫌な感じがする」という違和感を無視しない。

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