その業者は、本当に営業が許可された業者でしょうか。
その人は、必要な資格や免許を持った人でしょうか。
その販売員は、業者から派遣された本物の販売員でしょうか。
普通に営業しているから本物だろうと思いますが、思い込みはよくありません。
悪徳業者によるトラブルの中には、無免許・無許可という事例が少なくありません。
営業許可を得ないまま営業をしていたり、必要な資格を持たないまま作業に当たっていたりなどです。
あってはならないことですが、悪徳業者は、消費者の思い込みをうまく突いて騙そうとしてきます。
メディアで取り上げられた業者でさえ、実際は無免許・無許可だったケースがあります。
そのため、普通に営業しているから本物だと思い込まず、消費者もきちんと確認することが大切です。
免許や資格が必要な業務なら、国から発行された登録証や証明書があるはずです。
たとえば、税理士なら税理士証票、探偵なら探偵業届出証明書です。
営業許可が必要な業務なら、営業許可証がオフィスに掲げられているはずです。
建設業なら建設業許可証明書、不動産業なら宅地建物取引業者免許証です。
派遣されてきた業者の場合、身分証も要チェックです。
きちんとした業者なら、必要な免許や身分証を持っています。
身分証の写真と顔を突き合わせ、本人であることをしっかり確認しましょう。
「確認すると、疑っているようで相手を不快にさせないか」と思うかもしれませんが誤解です。
きちんとした業者なら、やましいことはないので、快く提示してくれます。
むしろしっかりした消費者であると感心してくれるでしょう。
わざわざ相手から提示してくれるとは限りません。
特に最初の挨拶の段階では提示しない場合が多いでしょう。
提示がなければ、一度こちらから尋ねてみるといいでしょう。
もし提示できなかったり、見せるのを渋ったりすれば、警戒が必要です。