別れたら、問題がすべて解決すると思っていませんか。
たしかに相手と別れれば、もう日常的に連絡を取る必要はありません。
一緒にいるのも苦痛なら、別れた後は自由が手に入ります。
恋人でなければ、定期的に会うこともなくなります。
しかし、恋人と別れたとしても、解消されない問題もあります。
たとえば、借金です。
別れたから、返さなくてもいいという理屈は通用しません。
借金をしたまま逃げるのは、泥棒と同じ。
相手から借りているお金があるなら、別れたとしても、きちんと返す必要があります。
また不仲も、別れたら無になると考えるのも誤解です。
不仲が無になることはありません。
不仲は、仲直りをしないかぎり、ずっと続きます。
顔を見ることはなくなっても、お互いにしこりが残り続け、ずっと苦しみ続けることになります。
時間が経てば、腹立たしさは落ち着きますが、不仲の解消には、きちんと謝ることが必要です。
別れさえすれば、問題がすべて解決すると思わないことです。
貸し借りや謝罪は、やはり別れても、誠意ある対応が必要です。