就職活動で必ず出る悩みの1つが、暗い性格についてです。
世間では、明るい性格をよしとする風潮があります。
就職活動でも、うまくいくのか、不安が大きいことでしょう。
たしかに就職活動でも面接でも、明るい性格のほうが、評価が高くなりやすい傾向はあります。
しかし、あくまで傾向です。
面接は、総合的に評価されますから、暗い性格だけで不採用になるのは珍しいでしょう。
そもそも暗い性格という呼び方は、自分に失礼ではありませんか。
とても悪い性格であるかのような響きであり、自分で首を絞めているように聞こえます。
性格は、自分の大切な個性の1つ。
自分の大事な特徴であり、内側にある大切な性質です。
変えようと思って、簡単に変わるものではありません。
暗い性格は悪くありません。
悪いのは「暗い性格」という呼び方です。
「暗い性格」と呼ぶから、罪悪感がさらに肥大化して、余計に暗くなります。
少し見方を変えて、呼び方を変えましょう。
たとえば「落ち着いた性格」「物静かな性格」「内省的な性格」などと言い換えてはいかがでしょうか。
表現を変えるだけで、ずいぶん前向きな響きに変わりますね。
就職活動において本当に避けたいのは、消極的になることです。
たとえ落ち着いた性格の人でも、行動さえ積極的なら、きちんと評価されます。
「おとなしく見えて、実は行動的」と呼ばれるのは、ギャップがあって、印象的になるでしょう。