執筆者:水口貴博

つらい就職活動を楽しむ30の方法

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面接会場まで遠いデメリットは、面接官の同情を引きやすいメリット。

面接会場まで遠いデメリットは、面接官の同情を引きやすいメリット。 | つらい就職活動を楽しむ30の方法

就職活動では、遠くまで面接に行かなければいけない状況もあります。

たとえば、片道が3時間以上もかかる面接です。

面接会場までの距離が遠ければ、交通費も時間もかかり、大きな苦労があるでしょう。

また「地元のほうが有利ではないか。離れた土地だから不利になるのではないか」という不安があります。

しかし、あながち悪い条件ばかりとも言えません。

実は、遠くから面接に向かう場合、採用に有利な条件がつきます。

それは、面接官の同情を引きやすいという点です。

面接官の立場になって考えてみてください。

「面接を受けるために、片道3時間かけてきました。往復6時間です」

こんな話をすれば、面接官は口を開けて、驚いた表情を見せるでしょう。

「わざわざ遠くから面接に来てくれて嬉しい。さぞ、疲れていることだろう。それだけ志望する気持ちが強いのだろう」

そう感心する面接官も多いはずです。

その結果、面接官の同情を引きやすくなり、熱意が伝わりやすくなるのです。

もちろん必ず驚かれるわけではありませんが、近場から面接に来る学生より、驚かれやすい傾向があるのはたしかです。

長い移動時間も高い交通費も、あながち無駄ではありません。

時と場合によっては、面接会場まで離れているから、有利になる場合もあります。

面接会場まで遠いデメリットは、面接官の同情も引きやすいメリットにもなるのです。

つらい就職活動を楽しむ方法(19)
  • 交通費がかかる分だけで、面接官の同情を引きやすくなると考える。
「いつでもいいですよ」と言われても、できるだけ早い対応が基本。

つらい就職活動を楽しむ30の方法

  1. 就職活動は、頑張るものではなく、楽しむもの。
  2. 就職活動における企業との関わりは、すでにビジネス。
  3. なりたい職業より、やりたい仕事。
  4. 誰かに命令された道より、自分が選んだ道。
  5. お金がなくても、勇気と行動力があれば、多くのことが補える。
  6. 心は熱くても、頭はクール。
  7. 就職活動ほど、多くの人と出会い、さまざまな話が聞けるチャンスはない。
  8. 友人と一緒に行けば、写真館も恥ずかしくない。
  9. 明るい気持ちだから、感謝するのではない。
    感謝するから、明るい気持ちになる。
  10. 周りを損得で評価すると、自分も損得で評価されるようになる。
  11. 手帳の予定を、シールで表現してみよう。
  12. 手間だと思うなら、手間を省く工夫をする。
  13. 寮生活は、さまざまなチャンスを一度に得られる、貴重な機会。
  14. 就職活動中に出会う人は、ダイヤモンドの原石。
    最初は普通の小石に見えても、磨くと輝き始める。
  15. 就職活動に使うお金は、自分への投資。
  16. 暗い性格は悪くない。
    悪いのは「暗い性格」という呼び方。
  17. 自由記入の欄がない。
    そのときどうするかで、差がつく。
  18. 面接は、応募者が企業を見極める場でもある。
  19. 面接会場まで遠いデメリットは、面接官の同情を引きやすいメリット。
  20. 「いつでもいいですよ」と言われても、できるだけ早い対応が基本。
  21. 丈夫な多機能ペンは、便利だけでなく、好印象にもつながる。
  22. 肉は、就職活動を成功に導く、隠れた味方。
  23. 働く意味がわからなくてもいいから、とにかく働く人が偉い。
  24. 友人との適度な雑談によって、考えが整理される。
  25. 業界に詳しい状態自体が、面接対策になる。
  26. 今もらい続けている不採用は、相性のよい1社と出会うための道しるべ。
  27. 即戦力がなければ、成長力でアピールすればいい。
  28. 堂々と発言するより、堂々と発言できないほうが、恥ずかしいこと。
  29. 悪いのは、いらいらさせる相手ではなく、いらいらしてしまう自分。
  30. 最初に非効率を経験しておくほうが、実は最も効率がいい。

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