雑談するときのコツは、何でもいいから、すぐ返事をすることです。
話をしてもらったときに、あまり深く考えすぎないで、何でもいいのでとにかく返事だけはすぐすることです。
「うん、あの、その」と考えすぎると、雑談のリズムが乱れます。
相手は、100パーセント正確な答えを求めているのではありません。
だいたいおおよその答えを求めているのです。
間違っているからとはいえ、相手は怒ったりしません。
むしろ返事が遅いほうが、よほど相手をいらいらさせてしまいます。
返事が早いといえば、明石家さんまさんです。
私は、さんまさんのトークが大好きです。
さんまさんはいつも、たわいない会話にも、すぐ返事をします。
どんな内容でも返事だけはしっかりするところは、すごいなと感心してしまいます。
返事の内容がどれだけ素晴らしいかは、どれだけ素早く返事をしてくれるかに比例します。
すぐ返事をしてくれればしてくれるほど、それだけ早くに頭に思い浮かび、聞きたい気持ちが伝わってくるからです。
返事の早さは、雑談の命です。
さんまさんの返事の早さから「もっと話を聞きたい」という熱意が伝わってきます。
何もさんまさんが、あっと驚くような特別な質問をしているからではありません。
返事が早いからです。
返事が早ければ早いほど、熱のある雑談ができるようになり、面白く盛り上がってくるのです。