執筆者:水口貴博

雑談の技術を磨く30の方法

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雑談が、明るさを生み出す。

雑談が、明るさを生み出す。 | 雑談の技術を磨く30の方法

どんなに暗く落ち込んでいても、雑談をしていると不思議なことに、自然と明るくなります。

特に元気づけられたわけではありません。

ただ、人とのコミュニケーションが気持ちを明るくさせるのです。

人が最も大好きなのは、やはり「人」です。

雑談は、そんな人と人とのコミュニケーションを手軽に行える、もってこいのコミュニケーションなのです。

学生のころは、いつも誰かと一緒に隣の席同士になって座ります。

よく席替えのときには「今度は隣に誰が来るのだろう」とどきどきしていました。

あのように隣に誰かと一緒に座るのには、理由があります。

隣の人と協力し合うことで勉強の効率を促すという理由もありますが、それだけではありません。

隣に誰かがいるというだけで、話し相手になってくれるからです。

1人で勉強していると、暗くなってしまいがちです。

しかし、隣の席に誰かが座って、ときどき雑談をするだけで、自然と明るく元気になっていったのを覚えていませんか。

私は、中学2年生のころ、理科のテストで思ったより悪い点をとって落ち込んでいました。

そのとき、隣の席の女の子が「大丈夫。私なんてもっと悪い点数だったよ」と気を使って話してくれたことをいまだに覚えています。

「思ったより悪い点」だったため、あのときの私は悔しさのあまり、暗く落ち込んでしまっていました。

悔し涙が半分出ていただけに、隣の人とのささいな雑談は、私を谷の底から引き上げてくれるようでした。

雑談には、明るさを生み出す効果があります。

どんなに暗い人でも、何でもない雑談をすれば、いつの間にかそれが元気づけることにもなっているのです。

雑談の技術を磨く方法(21)
  • 雑談して、明るくなってもらう。
モテる人は、雑談で口説く。

雑談の技術を磨く30の方法

  1. 会話の達人とは、雑談の達人のこと。
  2. なぜ、好きでもない人に限って、仲良くなってしまうのか。
  3. ノウハウも結論も求めない。
  4. 中身のない話を、中身のある話に変えてしまえばいい。
  5. 会話は、テーマの脱線が面白い。
  6. テーマのない会話こそが、雑談。
  7. 細かいことに、こだわりすぎない。
  8. 無理やり話をまとめない。
  9. 答えをじらさない。
  10. 雑に会話をするから、雑談ができる。
  11. 体験談ほど、人が引き付けられる話はない。
  12. 雑談には、表情がある。
  13. うまく話そうと思えば思うほど、うまく話せなくなってしまう。
  14. 話の途中で思い出したことを、遠慮しない。
  15. 何でもいいから、返事はすぐする。
  16. 相槌上手は、雑談上手。
  17. 雑談とは、連想ゲームと同じこと。
  18. 一つ一つの会話を、短くしよう。
  19. 話の途中でも、切り捨てられる勇気を持つ。
  20. たとえつまらない話でも、笑ってあげる優しさを持つ。
  21. 雑談が、明るさを生み出す。
  22. モテる人は、雑談で口説く。
  23. 「傷つける、傷つけられる」を、必要以上に恐れない。
  24. 雑でも「礼儀」だけは忘れない。
  25. 「一生懸命さ」は、雑談を盛り上げるスパイス。
  26. 雑談は、共感していくだけでいい。
  27. 話したくないプライベートに、首を突っ込まないようにしよう。
  28. 沈黙も楽しむ雑談にしよう。
  29. 話に割り込んでしまったときには、元に戻してあげるケアをしよう。
  30. 思い出に残る話は、雑談から生まれてくる。

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