執筆者:水口貴博

雑談の技術を磨く30の方法

18

一つ一つの会話を、短くしよう。

一つ一つの会話を、短くしよう。 | 雑談の技術を磨く30の方法

話は短すぎることはあっても、長すぎてはいけません。

長すぎる話は、聞くのが疲れます。

雑談は、短いリズムが大切です。

なのに、1人が長い話をしてしまうと、せっかくのリズムが台無しになります。

「昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが……」と話を始められたら、もう雑談できなくなります。

1人が独占して長話をしてしまうだけで、もう「1人談話」になり、雑談が成立しなくなってしまうのです。

自分が話したいことが山ほどあっても、その山を必要なところだけ残し、後はすべてカットする勇気を持つことです。

大切なところだけを話すようにするのです。

そのほうが印象にも残り、リズムもついてきます。

テレビのCMは、必ず短く作られています。

CMは短く作っているから、印象に残ります。

1つのCMが15秒、あるいは30秒の作りになっており、リズミカルになっています。

雑談にも、そのくらいの短さが必要なのです。

短くなければ、雑談らしくなってくれないのです。

私の文章も、短すぎることはあっても、長すぎる文章にだけはしないように気をつけています。

私が短く文章を書くのは、単純な理由です。

長い文章だと、読む気がなくなってしまうのです。

長い文章でたくさんの字を見てしまうと、正直書いている私も読むときにうんざりしてしまいます。

読みやすいように短く書くようにしました。

短い文章なら「これくらいなら、ちょっと読んでみよう」という気になります。

私は、本当に大切な言葉には、飾りはいらないと思っています。

大切なところだけ表現し、残りの言い足りない部分は、読者の人それぞれのイメージで補うようにしてもらう形を取っています。

短ければ短いほど、印象にも残ります。

雑談は、短すぎることはあっても、長すぎてはいけないのです。

雑談の技術を磨く方法(18)
  • 1つの会話を、短くする。
話の途中でも、切り捨てられる勇気を持つ。

雑談の技術を磨く30の方法

  1. 会話の達人とは、雑談の達人のこと。
  2. なぜ、好きでもない人に限って、仲良くなってしまうのか。
  3. ノウハウも結論も求めない。
  4. 中身のない話を、中身のある話に変えてしまえばいい。
  5. 会話は、テーマの脱線が面白い。
  6. テーマのない会話こそが、雑談。
  7. 細かいことに、こだわりすぎない。
  8. 無理やり話をまとめない。
  9. 答えをじらさない。
  10. 雑に会話をするから、雑談ができる。
  11. 体験談ほど、人が引き付けられる話はない。
  12. 雑談には、表情がある。
  13. うまく話そうと思えば思うほど、うまく話せなくなってしまう。
  14. 話の途中で思い出したことを、遠慮しない。
  15. 何でもいいから、返事はすぐする。
  16. 相槌上手は、雑談上手。
  17. 雑談とは、連想ゲームと同じこと。
  18. 一つ一つの会話を、短くしよう。
  19. 話の途中でも、切り捨てられる勇気を持つ。
  20. たとえつまらない話でも、笑ってあげる優しさを持つ。
  21. 雑談が、明るさを生み出す。
  22. モテる人は、雑談で口説く。
  23. 「傷つける、傷つけられる」を、必要以上に恐れない。
  24. 雑でも「礼儀」だけは忘れない。
  25. 「一生懸命さ」は、雑談を盛り上げるスパイス。
  26. 雑談は、共感していくだけでいい。
  27. 話したくないプライベートに、首を突っ込まないようにしよう。
  28. 沈黙も楽しむ雑談にしよう。
  29. 話に割り込んでしまったときには、元に戻してあげるケアをしよう。
  30. 思い出に残る話は、雑談から生まれてくる。

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