執筆者:水口貴博

雑談の技術を磨く30の方法

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うまく話そうと思えば思うほど、うまく話せなくなってしまう。

うまく話そうと思えば思うほど、うまく話せなくなってしまう。 | 雑談の技術を磨く30の方法

大勢の前でのスピーチは、緊張してしまいます。

いつもの練習ではうまく言えても、本番のときに大勢の前でスピーチとなると、がちがちに緊張してしまうのには理由があります。

単に「うまく話さなければならない」という気持ちが強くなっているからです。

練習のときは「練習だから、間違ってもいいや」と軽い気持ちになっているため、うまくできます。

しかし、本番になると「うまく話さなければならない」という「100パーセント成功」が頭にあります。

そのため、逆に頭が真っ白になってしまうのです。

うまく話そうと思えば思うほど、うまく話せなくなってしまうのです。

しかし、雑談は、いつも気軽にできます。

これもスピーチのときと、同じ原理です。

本番のスピーチではないからです。

雑談という字のとおり、雑に話さなければ、雑談になってくれません。

うまく話す必要などないのです。

舌を噛まずに、100パーセント成功しなければならないこともないため、そのおかげで逆にうまく話ができるようになります。

うまく話がしたいと思うなら、うまく話そうと思わないことです。

特に雑談では「雑さ」が1つの味になります。

適当に省略したり、雑に話したりするほうが、雑談らしく話ができるのです。

雑談の技術を磨く方法(13)
  • うまく話そうとしないようにする。
話の途中で思い出したことを、遠慮しない。

雑談の技術を磨く30の方法

  1. 会話の達人とは、雑談の達人のこと。
  2. なぜ、好きでもない人に限って、仲良くなってしまうのか。
  3. ノウハウも結論も求めない。
  4. 中身のない話を、中身のある話に変えてしまえばいい。
  5. 会話は、テーマの脱線が面白い。
  6. テーマのない会話こそが、雑談。
  7. 細かいことに、こだわりすぎない。
  8. 無理やり話をまとめない。
  9. 答えをじらさない。
  10. 雑に会話をするから、雑談ができる。
  11. 体験談ほど、人が引き付けられる話はない。
  12. 雑談には、表情がある。
  13. うまく話そうと思えば思うほど、うまく話せなくなってしまう。
  14. 話の途中で思い出したことを、遠慮しない。
  15. 何でもいいから、返事はすぐする。
  16. 相槌上手は、雑談上手。
  17. 雑談とは、連想ゲームと同じこと。
  18. 一つ一つの会話を、短くしよう。
  19. 話の途中でも、切り捨てられる勇気を持つ。
  20. たとえつまらない話でも、笑ってあげる優しさを持つ。
  21. 雑談が、明るさを生み出す。
  22. モテる人は、雑談で口説く。
  23. 「傷つける、傷つけられる」を、必要以上に恐れない。
  24. 雑でも「礼儀」だけは忘れない。
  25. 「一生懸命さ」は、雑談を盛り上げるスパイス。
  26. 雑談は、共感していくだけでいい。
  27. 話したくないプライベートに、首を突っ込まないようにしよう。
  28. 沈黙も楽しむ雑談にしよう。
  29. 話に割り込んでしまったときには、元に戻してあげるケアをしよう。
  30. 思い出に残る話は、雑談から生まれてくる。

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