執筆者:水口貴博

履歴書の志望動機で注意したい30の書き方

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志望動機は、業界より企業を軸にする。

志望動機は、業界より企業を軸にする。 | 履歴書の志望動機で注意したい30の書き方

志望動機は、業界を選んだ理由を説明しがちです。

「IT業界は今後も伸びていくと思ったため、御社を志望しました」

「外食産業に興味があり、御社を志望しました」

自然な理由に聞こえますが、欠点のある志望動機です。

採用担当者は、こう言い返すでしょう。

「それなら、別の企業でもいいのでは」

同じ業界にも、たくさんの企業がひしめいています。

採用されやすそうな企業を適当に選んでいるように聞こえ、誤解されやすくなるでしょう。

業界を理由にした志望動機は、その企業を選ぶ理由がわからず、説得力が弱くなるのです。

志望動機は、業界より、企業を強調しましょう。

「業界に存在する多くの企業から、なぜ、その企業を選んだのか」が伝わる志望動機に仕上げることです。

「IT業界に強い興味があります。多くの企業の中でも、特に御社の商品開発に興味があり、志望しました」

「接客が好きで外食産業を選びました。特に御社のチェーン店は、昔から家族で利用した思い出があり、志望しました」

企業を選んだ理由まで説明すれば、説得力が増します。

もちろん業界を理由にするのもいいですが、最終的には、必ず企業を選ぶ理由まで説明しましょう。

「この企業でなければいけない」という理由が明確になれば、志望動機が魅力的に感じるのです。

履歴書の志望動機で注意したい書き方(4)
  • 志望動機は、企業を選んだ理由がはっきりわかるように書く。
志望動機は、企業をおだてることではない。

履歴書の志望動機で注意したい30の書き方

  1. 志望動機は、告白。
  2. 自己PRと志望動機。
    より大切なのはどちらか。
  3. 企業のことを知らずして、志望動機は語れない。
  4. 志望動機は、業界より企業を軸にする。
  5. 志望動機は、企業をおだてることではない。
  6. 自己PRも志望動機も、文才は必要ない。
  7. 企業を気に入った理由を突き詰めると、志望動機が見つかる。
  8. 志望動機は、自己PRと関連していること。
  9. 憧れも志望動機になるが、憧れだけではいけない。
  10. 悪口や批判が事実でも、書かないほうがいい。
  11. 同業他社の悪口や批判は、出さない。
  12. 事務職の志望動機は、どう書けばいいのか。
  13. 書いてはいけない4つの志望動機。
  14. 成長に関する志望動機は、立派だからこそ要注意。
  15. 曖昧な志望動機は、100回叫んでも、心に響かない。
  16. 採用担当者の人柄の良さは、志望動機にできるか。
  17. 志望動機は、業界を選んだ説明から始めるべきか。
  18. 独創性を出すキーワードは、実体験。
  19. 就職対策本の回答例を、そのまま使わない。
  20. 案内資料やウェブサイトの文言を、そのまま使わない。
  21. 1文は、長くなればなるほど、わかりにくくなる。
  22. 使い回しをした志望動機は、すぐばれる。
  23. 「なぜその企業なのか」が伝わる志望動機になっているか。
  24. 「入社して何をしたいか」を意識して、志望動機を考えること。
  25. 心を込めて書いた履歴書は、見る人の心も動かす。
  26. 志望動機がお金であっても、露骨に表現しない。
  27. よい志望動機と悪い志望動機を判断する方法。
  28. わかりやすいかどうかは、他人に聞くと、わかりやすい。
  29. 志望動機の初心に返るときのキーワードとは。
  30. 好感が得られやすい志望動機の構成。

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