面接は、堅苦しい雰囲気が一般的です。
「場を和ませるために、笑いを誘ったほうがいいのではないか」と考える人もいるのではないでしょうか。
たしかに欧米では、会議やプレゼンにユーモアを含ませ、場の雰囲気を和ませる手法がよく見られます。
面接でも笑う場面を作れば、明るい雰囲気になり、印象がよくなるのではないかと思うのです。
しかし、面接では基本的に、無理に笑いを誘うのは、控えたほうがいいでしょう。
面接は、人柄を見る場です。
無理に笑いを誘おうとすると、面接官によっては「ふざけている」と受け止めることがあります。
ギャグを好む面接官もいますが、そうでない面接官もいます。
和やかな雰囲気にするつもりでギャグを言うと、かえって険悪な雰囲気になることもあるでしょう。
面接では、加点より、減点を避けることです。
自分では加点になるだろうと思ったギャグが、減点になる可能性があります。
お笑い芸人の面接ならギャグもわかりますが、一般企業の面接の場合、無理に笑いを誘うのは、控えたほうが賢明です。
和やかな雰囲気を出すなら、にこやかな笑顔で接していれば、十分です。
また、話の流れで笑うべき場面になれば、普通に笑ってもOKです。
変わったことをするのではなく、普通の態度を心がけましょう。
真面目で、誠実な人柄をアピールするほうが、面接では有利です。