面接で話をするとき、前置きをすることがあります。
前置きとは、本題に入る前に述べる言葉です。
どんな話でも、前置きをすればいいわけではありません。
次のような前置きに心当たりはありませんか。
「うろ覚えなのですが」
「あまり自信がないのですが」
「間違っているかもしれませんが」
「どうにでも言えるのですが」
「ばかだと思われるかもしれませんが」
いわゆる、頼りない前置きです。
もちろんこうした前置きが必要になる場面もあるでしょう。
誤解や思い込みを防ぐために、必要に応じて適切に使うなら問題ありません。
しかし、意味がないにもかかわらず、癖や習慣で乱用しているなら、使い方を見直しましょう。
本人は謙虚のつもりで話しているのかもしれませんが、聞く側は、無責任な発言に聞こえます。
心の中で「間違っているかもしれないなら言わないでほしい」などと思っているに違いありません。
特に面接における自己PRや志望動機は、言い切る口調が好まれます。
自分の考えや希望などをはっきり言い切るから、意味もはっきり伝わります。
できるだけ頼りない前置きを必要としない発言を心がけることが大切です。
面接時間は短いため、ちょっとした言葉で印象が左右されます。
慎重に言葉を選び、はっきりした話し方を心がけましょう。