きれいな回答でも、定番なら、避けたほうが賢明です。
定番の回答は、採用担当者の印象に残りにくいからです。
たとえば「尊敬する人は誰ですか」と聞かれたとします。
この質問の定番の答えは「親」です。
完璧で美しい答えであり、誰も言い返せないでしょう。
しかし、回答はきれいであっても、印象には残りにくいのではないでしょうか。
定番すぎるからです。
面接官は回答に納得しても、きちんと信用できず、評価に困るところでしょう。
「よく聞く回答だ。マニュアルどおりに答えているだけではないか。本心で答えているのか疑問だ」
印象に残らないだけでなく、回答に対する信用すら疑われることがあります。
面接は、短時間の勝負です。
短時間で自分を売り込み、印象に残ってもらわなければいけません。
定番の回答は避け、常識の範囲内で、印象的な回答を心がけることが大切です。
「尊敬する人は誰か」と聞かれたときは、親ではなく、歴史上の人物を挙げるのが得策です。
あえて定番を避ける。
歴史に対する認識があると同時に、印象的な回答として、心に深く刻み込まれるでしょう。
面接の練習をするときは、回答の内容に注目です。
短い時間で、一発勝負です。
自分の回答をよく確認したうえで、面接に挑みましょう。