白くて小さなにきび。
皮脂が毛穴の表面部分で詰まり、炎症を起こしたものです。
白いにきびは、腕のよい医師なら、跡を残さずつぶして、膿を取り出せます。
問題となる皮脂の詰まりさえ外に出せば、回復が早くなります。
自分でやるのはおすすめしませんが、腕のよい皮膚科の専門医なら、うまく対処してくれるでしょう。
ただし、赤く膨らんだにきびは、そうもいきません。
皮脂の詰まりが、肌の表面だけでなく、肌の奥深い真皮や皮下組織まで到達しています。
こればかりは、医師でもうまくつぶすことができません。
自分では、絶対につぶさないことです。
無理やりつぶすと、真皮や皮下組織まで同時に破壊してしまうため、肌にくぼみが残ってしまいます。
コラーゲンやエラスチンを作る繊維芽細胞まで破壊してしまうため、肌が元には戻らず、陥没の跡が残り続けてしまいます。
赤くなったにきびだけは、たとえ皮膚科の専門医でも、どうにもなりません。
自然に赤みが引くのを見守るしかありません。
数日間ほうっておくと、次第に赤みが落ち着いて、赤い出っ張りが治まってきます。
赤いにきびほど、大きくて目立ちやすく、痛みやかゆみも伴いやすいのですが、正念場です。
一切の刺激を与えず、自然と消えるまでそっとしておきましょう。