たくさん食べることが、たくさんビタミンを取っていることにつながっているとは限りません。
食が多様化している時代です。
「おいしければいい」という食事を繰り返していると、腹は膨れてもビタミンが不足します。
食欲に任せた食生活では、体に異常が出ることがあります。
特ににきびや吹き出物などができやすい肌なら、要チェックです。
疑うべきは「ビタミンB群」です。
ビタミンB群が不足すると、肌に悪影響が出やすくなります。
皮脂の分泌量が増えたり、肌が荒れやすくなったり、荒れた肌も回復しにくくなったりします。
逆に言えば、ビタミンB群を積極的に取れば、にきびや肌荒れに強い頑丈な肌になります。
ビタミンB群は、にきび治療に効くとして「肌のビタミン」ともいわれています。
ビタミンB群とは「B1、B2、B6、B12」の4種類です。
特ににきびに効く最重要のビタミンは、B2とB6です。
ビタミンB2には、皮脂の分泌を抑える効果があります。
ビタミンB6には、荒れた肌の回復力を高めたり、抵抗力を高めたりする効果があります。
ビタミンB2とB6は、片方だけ取るより両方取るようにしましょう。
B2とB6の相乗効果によって、エネルギー代謝が効率的になるため新陳代謝が活発になり、にきびができにくい肌になるのです。
ビタミンB群が豊富に含まれた食材は、以下のとおりです。
ただし、ビタミンBは水に溶けやすいため、尿として排出されやすい欠点もあります。
毎日ビタミンBを含んだ食事を、積極的に食べるよう心がけましょう。