便秘になると、にきびになりやすくなります。
便秘の状態を家に例えると、生ごみをずっと部屋の中に置いたままの状態です。
最初は生ごみが置いているところだけ臭っていますが、しばらくほうっておくと、腐敗がどんどん進んでいきます。
悪臭が部屋全体に広がり、さらにほうっておけば、家全体が臭っていくのです。
腸の中でも、同じことが起こります。
最初、便は腸の一部だけにたまっていますが、便から放出される異物の悪影響が腸以外にも広まります。
便から放出される毒素が、血液に乗って体全体に広がり、体の至る所で不調を来します。
新陳代謝が遅くなり、にきびもできやすくなってしまうのです。
毒素を出そうとする、体の仕組みです。
にきびと便秘を同時に悩んでいる人は、便秘が原因でにきびになっている可能性があります。
「にきびが悪いからスキンケアに力を入れるけど、なかなか治らない」
そんな人は、実は本当の原因が便秘である可能性が高いと見ていいでしょう。
便は体の中でいらなくなったものです。
ずっと体にため込んでいても、体調が悪くなるだけです。
できるだけ早くごみを出しましょう。
きれいな部屋は、定期的なごみ出しによって部屋の清潔さが保たれ、快適な生活が送れるようになります。
肌も同じです。
肌も、定期的な快便によって腸内の清潔さが保たれ、健康的な生活が送れるようになります。
便秘解消のキーワードは「食物繊維」「水」「運動」です。
たっぷり食物繊維を取って、便が軟らかくなるように、適度な水分を取りましょう。
定期的な運動によって体を動かせば、次第に便秘が解消されます。