美容パックと効けば、何でも効果がありそうな響きがあります。
さまざまな自然植物を使った美容パックの中で、ひときわ目立つ商品があります。
「レモンパック」です。
レモンと言えば、ビタミンCが豊富に含まれているフルーツです。
「レモンにはビタミンCが豊富に含まれているので、美肌には効果的ではないか」
比較的に手に入れやすいレモンです。
事実、1990年代の一時期に「レモンパック」なるものが、流行した時期もありました。
しかし、今では完全に廃れました。
のちにレモンパックは、美肌への悪影響があるとわかったからです。
レモンの汁は、ペーハー値が3前後の強酸です。
肌につけてしばらくすると、角質層を溶かしてしまうため、肌がひりひりし始めます。
また、レモンに含まれる「ソラレン」は、紫外線の感受性を高める効果があります。
レモンパックをした後、紫外線に当たると、大変です。
皮膚が溶けて薄くなっている上、紫外線の感受性も高くなっているため、しみができやすくなるのです。
レモンパックは、美白どころか、しみの原因になります。
数多くある自然植物を使った美容パックの中でも、レモンだけは要注意なのです。