美容パックとはいえ、シートタイプのほか、塗るタイプのものがあります。
クレイパックが代表的です。
シートタイプの美容パックとは違い、塗るタイプは、時間がかかります。
ここで、よく起こりがちなトラブルがあります。
塗り終わるころには、最初に塗った部分が乾いているのです。
丁寧に塗っているうちに、つけ置きする時間が過ぎてしまうわけです。
あまりパックを長くつけていると、肌の水分を吸収して、かえって肌によくありません。
だからとはいえ、つけ置きする時間が過ぎないうちに落としてしまうと、美容パックの意味がありません。
さて、困ったものです。
ここでポイントになるのは「塗る順番」です。
実は、顔はパーツごとに、温度が少し異なります。
額や鼻は温度が高めである一方、頬や顎は温度が低めです。
風邪を引いたときに、額に手を当てるのも、温度が高くなりやすいからです。
この温度差を利用するのがポイントです。
温度が低いところから塗り始めれば、乾く時間も遅くなるため、タイムタグを縮めることができるのです。
塗るタイプの美容パックでは、次のような順番で塗りましょう。
「頬→顎→鼻→額」
こうすることで、塗り始めと塗り終わりの時間差があっても、乾くまでの時間差を縮めることができるのです。