執筆者:水口貴博

給仕や料理人に喜ばれる30のテーブルマナー

16

緊張するところではない。ただ慣れていないだけ。

緊張するところではない。ただ慣れていないだけ。 | 給仕や料理人に喜ばれる30のテーブルマナー

「堅苦しいなあ」

フォーマルなレストランは、堅苦しいから苦手と感じる人が多いようです。

たしかに緊張します。

格式ある高級レストランでは、かなり緊張することでしょう。

緊張するので疲れます。

しかし、ちょっと待ってください。

そもそも緊張感があるからこそいいのです。

堅苦しいからいい。

フォーマルなレストランは、緊張しに行くところです。

だらだらした日常に、緊張感を取り戻すための場所です。

きちんとした場所で、きちんとした料理を食べることで、初心に返れます。

たとえば、夫婦生活が長いと、関係が緩みがちです。

付き合い始めたころのような緊張感が失われ、気が緩みがちになり、どうしようもないときがあります。

この状況の中、夫婦が初心に返るのはなかなか難しいでしょう。

そういうときこそ、堅苦しいレストランへ行ってみましょう。

場違いかと思いますが、場違いと思うからこそいいのです。

緊張感が生まれます。

慣れない雰囲気があるので、お互いが初心に返ることができるのです。

付き合い始めの初々しい気持ちがよみがえってくることでしょう。

人は誰でも初対面のとき、緊張感があったはずです。

フォーマルなレストランで堅苦しく食事をすることで、マンネリした関係が一新します。

堅苦しさを、逆に利用するのです。

給仕や料理人に喜ばれるテーブルマナー(16)
  • 気が緩みがちな人間関係の人と一緒に、フォーマルなレストランへ食事に行く。
レストランは、品性を磨くための学校だ。

給仕や料理人に喜ばれる30のテーブルマナー

  1. レストランの当日予約は、できるだけ控えること。
  2. 刺そうにも刺せず、すくうにもすくえない。
    グリーンピースの上手な食べ方。
  3. 読み終わったコースのメニュー表は、広げたままテーブルに置かない。
  4. 食事の場で、化粧直しをしてはいけない。
  5. フォーマルなレストランに、塩やコショウが置いていない理由。
  6. フォーマルなレストランで目撃した、とある光景。
  7. やむなく先に食べなければいけない状況で、しなければいけないこと。
  8. 客層は、レストランの本質を映し出す鏡だ。
  9. どんなにおいしいワインも、適量を超えると、味がわからなくなる。
  10. 給仕やソムリエの質は、料理以上に引かれる魅力になる。
  11. 髪の毛を触りながら食事をする人の、本当の問題点。
  12. パスタは本来、フォークのみで食べるもの。
  13. サラダの上手な食べ方。
  14. テーブルマナーの達人は、時計を外してから食事をする。
  15. 困ったときは、自分で判断したり行動したりしない。
  16. 緊張するところではない。
    ただ慣れていないだけ。
  17. レストランは、品性を磨くための学校だ。
  18. メニューを見て、3分以上迷わない。
    一瞬の判断は、運命の出会いと同じだ。
  19. フォーマルなレストランで、1人で食事ができるなら、何でもできるはずだ。
  20. 失敗は、表情で決まる。
  21. テーブルマナーは、手品と同じだ。
  22. 一皿ずつ出てくるコース料理に込められた、3つの深い意味。
  23. 美しいマナーによって、相手を魅了させる。
    口説きと同じだ。
  24. ワインは、グラスの持ち方を変えるだけで、味が変わる。
  25. ソムリエは「おすすめはありますか」という一言で、やる気を出し始める。
  26. おごってくれようとする人に対して頑固に断り続けるのは、逆に失礼だ。
  27. レストランのフルコースで、中座するときのベストタイミング。
  28. ワインの予算を、声に出さずに伝える方法。
  29. テーブルマナーを身につけるのは、ブランド品を身につけるのと同じ。
  30. テーブルマナーとは、命を捧げてくれる動植物に対する、最低限のマナー。

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