テーブルマナーを身につけるのは、ブランド品を身につけるのと同じです。
ブランド品を身につけている人を見ると「品があるなあ。かっこいいな」と映ります。
すべてがその限りではありませんが、ブランドの力を背景に、身につけている人まで品格があるように見えることはたしかです。
それがブランドの強みです。
テーブルマナーでも同じです。
テーブルマナーがきちんとした人を見ると「いい育ちの人」に見えます。
常識があり、知性的に見え、しっかりした大人に見えます。
テーブルマナーがしっかりしている子どもは、落ち着いて見えるから不思議です。
ブランド品を持つのと同じです。
マナーを身につけるのは、自分をより美しく、より知性的に見せるためです。
唯一、違いがあるとすれば「時間軸による価値の変化」です。
ブランド品は、消耗品です。
使えば使うほど、しわが寄ったり汚れや傷がついたりします。
時間が経つにつれて、価値も下がってしまいます。
しかし、テーブルマナーは逆です。
使えば使うほど、洗練されます。
初めはたどたどしい動きだったのが、慣れるほど流れるようにスムーズになります。
時間が経つにつれて、価値が上がっていくのです。
テーブルマナーを早くから身につけている人は、見ればすぐわかります。
たどたどしさがなく、慣れた手つきや動作です。
それが頼もしさを感じ、同席者を魅了させ、引き付ける魅力へと変わります。