執筆者:水口貴博

海外旅行で注意したい30のタブー

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博物館・美術館のフロントで荷物を預かろうとする、本当の意味。

博物館・美術館のフロントで荷物を預かろうとする、本当の意味。 | 海外旅行で注意したい30のタブー

博物館や美術館では、入り口で「お荷物をお預かります」と案内されることがあります。

積極的に話しかけられるのが特徴です。

「優しい人だな。重い荷物だから気を使ってくれているのかな」と思います。

重い荷物から解放し、展示されているものに集中してもらうために、預かろうとしているのだろうと思います。

もちろんそういう意味もあるのでしょうが、実は他の意味があります。

展示されている物品を壊されたくないためです。

たとえば、大きなリュックサックを背負って館内を回るとします。

すると、背中が大きく飛び出た形になります。

振り向いたとき、背負っているリュックサックで展示物を傷つけたり落としたりしてしまう可能性があるのです。

国宝や文化財などが展示されているところでは、1つの傷で台無しになることがあります。

悪気があってそうしたわけではないにしても、やはり万が一と言うことがあります。

また「撮影禁止」と注意書きが書かれているにもかかわらず、撮影しようとする人もいます。

たまたま注意書きが視界に入らなくても、知らずに撮影をすることもあるでしょう。

そういう人たちの行為を防ぐためにも、カメラを含めた荷物をまるごと預かろうとしているのです。

つまり、荷物を預かろうするのは展示物を守るため。

そのため、施設によっては預けないと入れないところもあります。

特別な事情がないかぎりは、基本的に貴重品は自分で持っておくほうが無難ですが、このときばかりは素直に従うようにしましょう。

預けることにセキュリティー面の不安があっても、ルールはルールです。

一人一人がルールを守ることで展示物が守られ、多くの人に見てもらえるようになるのです。

海外旅行で注意したいタブー(30)
  • 「お荷物をお預かります」と言われたら、素直に応じる。
まとめ

海外旅行で注意したい30のタブー

  1. きちんとした服装の人を、見た目で信用するのはタブー。
    プロの泥棒は、意外にも必ず紳士的?
  2. 海外旅行客が大勢やってくる観光地は、犯罪の温床になっている。
  3. 海外では、偽ブランド品を買わない。
  4. 言葉がわからないときは、むやみに返事をしない。
    首を、縦にも横にもふらないこと。
  5. 海外旅行の初日に、絶対にしてはいけないこと。
  6. チップを小銭で渡すのは、逆に失礼。
  7. 枕の下にチップを置くのは不自然。
  8. 日本人特有の枕の下にチップを置く習慣。
    その心とは。
  9. 無料だと思ってみていたら有料チャンネルだった、というトラブル。
  10. 「履きやすい靴」という言葉の裏に潜む、意外な落とし穴。
  11. 急に近寄ってきた親切な人ほど、注意をすること。
  12. ホテルの部屋のテーブルには、むやみにお金や貴重品を置かない。
  13. 巨大美術館を真面目に見て回ろうとしない。
  14. 海外で宗教を聞かれたら「無神論者」とは答えるのはタブー。
  15. 宗教に対する不敬な行動は、慎む。
  16. 旅行先では、ハプニングの方向を見てはいけない。
  17. 命に関わるトラブルでないかぎり「話のネタができた」と開き直るほうがいい。
  18. 長時間のフライト後、すぐビーチで泳ぐのは危ない。
  19. パスポートの有効期限があるからとはいえ、必ず入国できるとは限らない。
  20. 高級ブティックでは、勝手に洋服を触らない、試着しない。
  21. にやにやしながらNoと断る姿は、外国人からは不思議に映る。
  22. 観光地には、写真撮影が許可されていない場所がある。
  23. 赤道に近い国へ旅行に行くなら、普段から日焼け止めを塗っておくほうがいい。
  24. 利用者が破ってしまいやすい、クレジットカードの3つの保険対象外。
  25. クレジットカードの意外な落とし穴。
  26. クレジットカード支払いの上限は、やみくもに高く設定すべきではない。
  27. 海外では批判に関することは、すべてタブーと考えていい。
  28. レストランでワインをオーダーするときは、人差し指に注意?
  29. 貴重品は、他人に預けない。
    預けた相手が、実は安全管理意識の低い人かもしれない。
  30. 博物館・美術館のフロントで荷物を預かろうとする、本当の意味。

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