海外旅行に行くとなると、クレジットカードを持参することでしょう。
フィッシング、スキミング、クレジットカードマスターなど、クレジットカード被害にはさまざまな種類があります。
万が一クレジットカード被害に遭っても、通常クレジットカードには保険がついています。
「不正利用の被害に遭っても、保険があるから大丈夫だろう」
そう思いますが、必ずしもすべてが保険対象になるとは限りません。
保険の対象になるためには、前提となる条件があります。
条件は数多くあるのですが、特に利用者がいつの間にか破ってしまいやすい規約違反が3つあります。
これは重要です。ぜひ、知っておいてください。
よくあるうっかりは「クレジットカードの裏にあるサイン」です。
面倒だからクレジットカードの裏にサインを書いていない人がいるのですが、これはいけません。
クレジットカードの裏にサインがないものは、規約違反のため、保険対象外になる可能性があります。
万が一、クレジットカードを落として不正利用されたとしても、保険が適用されない場合があります。
もし書き忘れていれば、今すぐ書きましょう。
他人に貸した事実があれば、その時点で保険対象外になります。
クレジットカードは契約者に貸し出しているものであり、契約者のみ使用可能という規約があります。
過去に一度でも他人に番号を教えたり、カードを渡したりした事実が発覚すれば、不正利用として扱われ、保険が適用されません。
私が一番驚いたのは、これです。
また、これが一番知られていないのかもしれません。
クレジットカードでキャッシングをするなら、暗証番号が必要ですね。
その暗証番号が自分の誕生日の場合、保険対象外になります。
クレジットカード会社から「暗証番号を容易に推測できる番号は設定しないでください」という注意が強く促されるはずです。
「容易に推測できる番号」には、誕生日も含まれます。
注意があるにもかかわらず、自分の誕生日を暗証番号に設定した利用者は、故意に規約を破っていると見なされます。
本人の管理に責任があると見なされ、保険対象外にされてしまうのです。
「1234」や「1111」のような容易に推測しやすい番号の場合も、同様に保険対象外になる可能性があるので注意です。