海外旅行客としては、小銭をたくさん持っていると、重くて、うまく処理できないかと思います。
そんなとき、ある方法を思いつきます。
「そうだ。チップを小銭で渡せば、うまく処理ができる」
そう思い、チップを小銭で渡している人を見かけます。
チップと小銭処理を同時に実現する手を思い浮かべるのです。
しかし、特別な事情を除き、小銭でチップを渡すのはあまりよくありません。
受け取る身になればわかります。
渡す側が「重いな」と思う小銭は、受け取る側も「重いな」と思うものです。
メイドが各部屋を掃除で回り、そのたびにテーブルの上にチップとしての小銭がたくさん置かれていればどうでしょう。
メイドもポケットが重くなり、小銭の処理に困ってしまいます。
「お金に変わりないから、それくらいいいだろう」と思います。
たしかにお金であることには変わりありませんが、少なくともスマートではありません。
感謝の気持ちなのですから、スマートさが必要です。
チップは「紙幣」で渡すのが一般的なマナーです。
アメリカドルなら、1ドル札、5ドル札、10ドル札などです。
チップは、紙幣が最もスマートなのです。