「さすがですね」は、相手の能力をたたえるための代表的な褒め言葉の1つです。
誰かを褒めたたえたいときには「さすがですね」と言うことで、言われた人は自分の能力を認められた気分になります。
誰でも「自分を認めてもらいたい」という欲求があるのです。
相手の能力を認め、たたえるときには「さすがですね」を言えばいいのです。
「さすがですね」の一言は、シンプルな一言です。
しかし、なかなか言えない人が多いのです。
特に、自分にプライドがある人です。
自分にプライドがある人が、誰かに「さすがですね」ということは、大変苦手とします。
誰かを褒めてしまうと、自分以上に能力があると思われ、自分のランクが下がる気がして嫌なのです。
「自分以上に能力が高いことは認めないぞ。そんな褒め言葉を言うと、調子に乗ってたるむだけだ」
そう言うのは、たいてい調子に乗っている人のほうです。
調子に乗るなと言う人こそ、調子に乗っています。
もっと素直になるべきです。
自分以上に能力がある人は、惜しみなく「さすがですね」と言って、褒めたたえてあげましょう。
褒めたたえられることで、本人は自分の能力の良さをさらに再確認でき、もっと自分に自信を持つようになります。
自信を持ってくれれば、仕事にも積極的になり、かくして仕事全体の向上につながるのです。