「いい話ですね」という言葉は、話を締めくくるのにとても便利な言葉です。
人から話を聞かせてもらうとき「いい話ですね」と言うと、相手も「話をしたかいがあったな」と喜んでくれます。
長く生きている人から、話を聞かせてもらえるのは大変光栄なことです。
私は以前コンピューター関係のある会社の社長と直接話をさせてもらったことがあります。
まだまだ駆け出しの私が、会社の社長と一対一で話ができるということは、大変光栄なことです。
その社長は、長い間コンピューターの世界に浸っているベテランであり、コンピューター業界に詳しい人でした。
社長の話を聞いているうちに、今まで見えなかったコンピューター業界の全体が見えてくるようになりました。
一瞬のうちに10年20年と余分に生きることができてしまったような感じです。
社長の経験が、私の中にすっと入っていくのです。
長時間話をしていただいた最後には「いい話でした。ためになります。ありがとうございます」と言って、会話を終えました。
「いい話」という表現は、全体を褒めたたえる表現です。
社長のにも使えますし、友人同士でも差別なく使えます。
日常のいろいろなところでも使うことができる、便利な表現なのです。
勉強になる話だと思ったときには「いい話ですね」と言って、最後にお礼を言うことが人付き合いのマナーなのです。