執筆者:水口貴博

旅慣れた海外旅行の達人になる30の方法

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旅慣れた海外旅行の達人は、チップに気持ちを込めた手紙を添える。

旅慣れた海外旅行の達人は、チップに気持ちを込めた手紙を添える。 | 旅慣れた海外旅行の達人になる30の方法

ホテルのメイドにはベッドメーキングやバスルームなどサービスがあります。

お金を支払っている宿泊客は「して当然、やって当然」と考えがちです。

特に日本人は、チップをお会計に含めて支払う文化があるため「チップを別に支払う」という意識が希薄です。

悪気はありませんが、慣れていない。

旅慣れていない日本人宿泊客は、メイドに対してチップを支払う人が少ないです。

普通は、ホテルのメイドに対してもいくばくかのチップを支払うのがマナーです。

テーブルの上や枕の下などに、チップを置いておくといいでしょう。

基本的に1ドルで結構です。

たとえ、チップを置く文化のない国に旅行をしたときでも、チップサービスは決して悪いことではありません。

やはりサービスを提供するメイドとしては、サービスに対する報酬がきちんと得られるのは、嬉しいことです。

しかし、旅慣れた達人になると、チップだけでは終わりません。

さすが達人、チップに対して、もう一工夫を加えます。

チップに手紙を添えます。

手紙とはいえ、本当に簡単なものでいい。

「Thank you」と書かれた紙の上に、少額のチップを置きます。

大変スマートです。

淡泊にチップを渡すのもいいですが、やはりチップに手紙を添えるのが、達人らしい技です。

ここです。

サービスパーソンが最も求めているのは、お金より気持ちです。

感謝です。

「Thank you」という言葉があるかないかは、全然違います。

感謝されると「やってよかったな。もっといいサービスを心がけよう」と思います。

感謝されたメイドは、ほかの宿泊客への態度がよくなったり、メイドサービスの向上に磨きをかけたりするでしょう。

品質のいいサービスの連鎖が生まれます。

その好循環の始まりは、ささいなことです。

あなたがチップに添えた「Thank you」というメッセージから、好循環は始まるのです。

旅慣れた海外旅行の達人になる方法(28)
  • 「Thank you」と書かれた紙の上に、少額のチップを置く。
なぜ海外旅行をすると、1日が長く感じられるのか。

旅慣れた海外旅行の達人になる30の方法

  1. パッケージツアーが味気なく感じ始めれば、次のステップに上がり始めた証拠。
  2. パッケージツアーに頼らない試行錯誤と悪戦苦闘が、旅を旅らしくさせる。
  3. 海外旅行をする数日前から体内リズムを整える。
  4. 飛行機のベストポジションとは。
  5. 海外旅行の達人は、身軽な格好で旅に出かける。
  6. 海外旅行の達人の語学力は高い。
    語学力が高いから、臨機応変に対応できる。
  7. なぜ達人は、棚やクローゼットをきちんと利用するのか。
  8. ホテルの部屋の使い方で、その人の本質が見えてくる。
  9. 海外旅行の達人は「トラブル」した分「落ち着き」へと変える。
  10. 旅の達人は思い出を、写真に残すより、心に残す。
  11. 旅の達人は、わずかな仮眠をたくさん取る。
  12. 海外旅行は、二度楽しむことができる。
  13. 何でもない場所のほうが、その土地の「素顔」がはっきり見える。
  14. 予定されていない出来事は、予定されている出来事より面白い。
  15. 現地に到着してから、ずれた時間を合わせるのでは遅い。
  16. 海外にいる感覚は、文章として書くと、自覚しやすくなる。
  17. 海外のお土産より、海外から手紙をもらうほうが、はるかに嬉しい。
  18. 海外旅行をするなら、現地の気候に合わせた服装で出かけること。
  19. 寝るわけにもいかない微妙な待ち時間は、本を読む。
  20. チップは、先に払うのが通。
  21. 旅慣れた人は「安全はお金で買うもの」という意識が強い。
  22. 「今日は結婚記念日だから」と言えば、通りにくいお願いが、通りやすくなる。
  23. 旅慣れた人ほど、旅行シーズンを避けて、旅行をする。
  24. 大胆に言えば、現金がなくても、海外旅行はできる。
  25. 旅慣れた人ほど、クレジットで買い物をする。
  26. 旅慣れた達人は、クレジットカードを「2枚」持って、海外に出かける。
  27. 本来、現地の人が言うべき気遣いの言葉を、逆に海外旅行者が言う。
  28. 旅慣れた海外旅行の達人は、チップに気持ちを込めた手紙を添える。
  29. なぜ海外旅行をすると、1日が長く感じられるのか。
  30. 土産話に勝るお土産はない。

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