私はこれまで何度か海外旅行に行って、つくづく思うことがあります。
海外旅行に行くためには、やはり時間やお金がかかります。
国を超えて旅しますから、それなりのまとまった時間とお金が必要ですね。
飛行機に乗っているとき窓をのぞけば、地上には広大な山や海などが見渡せます。
視界に入りきらないくらい大きな山々や広大な海。
何かわくわくする感じはありませんか。
国内旅行を飛行機で移動する場合、乗っている時間が短くなりがちです。
乗っている時間が短いので、機内食を食べる機会も少ないでしょう。
国内旅行では、飛行機でも機内食が食べられない場合が多い。
海外旅行への飛行機は、基本的に長時間です。
国の外へ出て、海を越えることになります。
渡航先によっては、半日以上、飛行機に乗り続けることも珍しくありません。
遠くへ旅行に行ったとき、どのようなルートで見て回りますか。
おそらく多くの場合、見どころを観光するのが中心ではないでしょうか。
旅行というくらいですから、当然といえば当然です。
本当の現地の様子は、観光地では見ることはできません。
観光地以外の何でもない場所を散策することで、見て感じ取れます。
観光地は、観光客ばかりで賑やかです。
韓国に海外旅行中、食事を注文しようとしたときのことです。
韓国語がわからなかったので、英語を使って注文しようとしました。
すると、困った表情をされたことがあります。
海外旅行に慣れていない人は、往々にして「受け身」になりがちです。
知らない場所の旅行は、やはりびくびくします。
パッケージツアーなら、添乗員の言うことに一から十まで従うことになるでしょう。
海外旅行をするときには、一度、母国のことを忘れることが必要です。
完全に忘れるわけではありません。
「一時的に距離を置いて遠ざける。頭の片隅に置く」という意味です。
「キュキュキュ」
飛行機が陸に降り立った音がすると同時に「ついに到着した」という気分になります。
飛行機から出たとき、初めに感じる変化は「空気」ではないでしょうか。
海外旅行をするなら、ぜひとも手にしたいのは「ガイドブック」です。
これがないと何も始まらない。
あったらいいね、どころではありません。
「ここはなんだろう。どんなところだろうか」
ツアーに参加していると、気の利いた添乗員が、いいタイミングで説明を始めてくれます。
「ああ。聞いているだけでいいから楽だなあ。ガイドブックはいらないな」
車の運転免許を取得1年未満の人には「初心者マーク」をつけるのが義務付けられています。
初心者マークをつけたことがある人ならわかると思いますが、つけて走ると、周りの車の様子が変わります。
道を譲ってくれやすくなります。
観光地で「これなんだろう」と思うことがあります。
疑問を持つのは、素晴らしいことです。
しかし、せっかく疑問を持っても、恥ずかしいから聞くのをやめる人がいます。
海外に行くと、繁華街や商店街の至る所に、お店の看板が掲げられています。
ぱっと見て、そこが何なのかすぐわかるように立ててあります。
しかし、海外ですから、外国語で書かれている文字に目を背けてしまいがちです。
海外に行ってからの楽しみの1つに、海外で提供されている母国料理があります。
ぜひ海外に行ったら、母国の料理を食べてほしい。
「なぜわざわざ海外にまで行って母国料理を食べるのか。それなら帰国してからいくらでも食べられるだろう」と思います。
海外に行くと、母国の料理が恋しくなります。
先進国では、おおむねどの国の料理も口にできます。
そこで海外旅行先で、母国料理を口にしようと思うことがあります。
持ち物は、少ないほうが海外旅行を楽しめます。
たいていの人は、現地で何があっても対応できるように、必要な物をすべて持っていこうとします。
必要な物は当然持参すべきですが、持参しすぎると、フットワークが重くなります。
海外旅行は、短い期間でさまざまなところを見て回る日程がほとんどです。
1カ月のような長期で海外旅行に行くことは、珍しいことでしょう。
海外旅行に行くとなると、仕事・学校・家庭・育児などの都合をつける必要があります。
パッケージツアーで旅行をするとき、さまざまなオプションが用意されているものがあります。
・夜のディナーを豪華客船で楽しむオプション
・ヘリコプターで夜景の町を楽しむオプション
海外旅行の行きと帰りに「ついでにほかの国も楽しめないか」工夫してみましょう。
一度で二度楽しむように工夫をすれば、より濃い旅行をすることができるようになります。
たとえば目的地に向かうとき、途中でどうしても別の国の国際空港を経由しなければいけないときがあります。
せっかくの海外旅行なら、やはり晴れてほしいと考えるところです。
いい天気のほうが、海外旅行をより楽しめると思います。
ガイドブックに天気のいい写真しか写っていないため、余計にそう考えます。
初めて海外旅行に行ったとき、誰でも大変もどかしい気持ちを味わうことがあります。
海外旅行は、現地の人とのやりとりがスムーズになれば、もっと楽しめます。
「トイレを探しています」
長距離を移動する海外旅行では、現地のリズムと体のリズムがずれて、時差ぼけになるのがネックです。
近くの国に旅行するなら、まだいいです。
飛行時間が6時間を越えれば、時差ぼけになる場合が多いでしょう。
アメリカに留学中、友人の家に遊びに行くと、日本からの女の子2人連れが遊びに来ていました。
最初の印象は「2人のギャップ」です。
少し話をしていると、1人は控えめな行動をするお嬢さまというタイプの子でした。
「そのときの感動は、二度と味わえない」
これは、私は何度か旅をして得た教訓です。
海外旅行で感動できた場所は「また来ればいい」と思います。
旅行では、たくさん歩くことになります。
国内旅行であれ海外旅行であろうと、関係ありません。
タクシー・電車・バス・地下鉄などが使えるのは、大きな移動だけ。
海外旅行は、迷いの連続です。
「Aも食べたいけれど、Bも食べたいな」
「Aも行きたいけど、Bも行きたいな」
「ホテルなんて寝るだけだろ。安いホテルでいいよ」
予算に余裕がないとき、最初に削ろうと考えるのは「ホテルのグレード」です。
安いホテルに泊まって、予算を少しでも抑えようとする人も多いのではないでしょうか。
現地の人は、歩くガイドブックです。
勇気があれば現地の人に「この辺りで面白いところはないですか」と聞いてみましょう。
現地のことに詳しいのは、やはり現地の人です。